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もうすぐ春ですね。

3/30 (Fri)
桜の蕾はといえば、そのほとんどがまだ眠っているようですが、
この数日は、ようやく都内でも風に春の薫りが混じってきたような気がします。
あっという間に今年も3ヶ月が過ぎまして、季節は春であります。

年度末。
春には、色んなものが新しくなったり、姿を変えたりする。
電車のダイヤが変わったり、ビルが建ったり、いつもの街を歩く人々の顔ぶれも、新鮮だったり。
東京の春は、あたらしい出来事や出会いを、そして変化をいつも予感させてくれます。

あたらしい生活。日々。
春には、人と人が出会ったり、別れたりもする。

社会に出れば、学校であれ、会社であれ、
一度出会ったら、友人や同僚との別れがいつかは来るのは当然で、
転校や転職、クラス替えや異動というのは、僕らのこの永遠に続くようにも思える、
人生という名の螺旋階段の中で、ちょっとした刺激と緊張感をもたらしてくれる。
理由がどうであれ、「昨日とは違う明日」があるというのは、良いことだと思う。

「昨日とは違う明日」を迎えるのには、新しい自分が必要な気がして、
毎日卒業式や入学式が続くと、それはそれで神経が疲れそうですが、
そうやってどこかかしこまって、足を踏み入れたことのない場所を訪れたり、
見たことないものを見るときのように、
ピンと背筋を伸ばす時があってもいいような気がします。
きっとそういう時の自分は、「昨日とは違う、あたらしい自分」です。

変わらないことなんて不可能なはずなのに、こんな時にしか感じられないなあ。
感受性が鈍っている、と、老いを認めるのはよくない。
だから気にしないことにしている。

春は夕陽がきれいだ。
やさしく、やわらかく、ゆっくり沈んでゆく。
桜のつぼみも、すこしづつ大きくなる。

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