bdgjmptwkunのブログ

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つい先週のGW(5/2~5/5の4日間)に、妥協なき機能回復合宿行ってきました。

その報告と、記録を兼ねて実際にあった内容をブログに記載しておきます。

ほぼほぼ観察が中心でしたが、少しだけ、触らせて頂けましたので、その点も

記載していきます。

できるだけ簡単に書くつもりでしたが、長文になってしまいました。

最後に、まだまだ未熟なセラピストですので、記載内容に甘さがあると思います

がご容赦ください。


≪一般情報≫
疾患名:脳梗塞
疾病:左片麻痺
≪身体機能≫
ROM:著名な制限なし←関節の動かせる範囲
筋緊張:麻痺側に著名に亢進している。
    上肢:被動性に乏しい。鉛管用の筋収縮
    下肢:被動性に乏しい。
Br.s:上肢:Ⅲ 
   手指:Ⅲ
下肢:Ⅳ
*肩屈曲時に肘は45°屈曲。肩の挙上も確認。手指は全屈曲行えるが、伸展は不可
感覚:上肢(手掌):表在・深部感覚共に軽~中等度鈍麻
   下肢(足底):表在・深部感覚共に軽~中等度鈍麻
*徒手的に圧迫を与えると、足底にかかる床面の圧を感じることはできる
*上下肢共に、体性感覚の統合が行えておらず、体をイメージすることが難しい
*第一中足骨にかかる圧が分からない。
痛み:左右頚部、左肩関節後方。右膝内側全面の痛み
バランス:右下肢偏移の荷重。左への重心移動は困難
座位:可。左肩甲帯は下制している。
立ち上がり:右下肢に体重を乗せて立ち上がる。座るときは、体幹の前傾はほとんど見られない
立位:見守りで可。後方に重心が移動した場合、修正困難。左足底外側に荷重あり。マンウェルニケ肢位(肘屈曲20°程度、手指屈曲)

立位姿勢:体幹は前傾し、右側方に荷重している。
歩行:T-caneと左下肢にSLB使用。分回し歩行。左下肢の立脚相が短く、体幹を左側屈させて、右下肢の振り出しを代償している。


結果を先に書きます。

・両肩と膝の痛みが消失

・右肩甲帯の位置が左と並行

・ベッドからの立ち上がり、座り込みの時、体幹の前傾可

・立ち上がりの時、左足底にかかる荷重感を感じることができた

・立位姿勢はほぼ重心線を通る位置で保持可

・立位中の左上肢は、肘伸展位で、手指はリラックスした状態。

・左上肢の運動は、肩90°屈曲し、肘の屈曲減少

・立位中、ほぼ左右均等に体重を乗せる事可

*歩行については、最終日までいる事ができなかったので、確認できていません。


実施時間

午前・午後 2~3時間

実施内容

・麻痺側・非麻痺側上下肢の正常化

下肢:下腿三頭筋、足底筋群を徒手的に刺激する(伸張反射?)

上肢:拇指内転筋、骨間筋、虫様筋を徒手的に刺激する

*筋収縮がみられた場合、痛みの有無を随時質問する。

*反射が減弱し始めたら、強めの徒手刺激を与えていく。


・上下肢の体性感覚間の行為間比較(この表現の方が私の中で1番しっくりきました)

正常化後に実施。

1回のセッションで全て行っている訳ではなく、段階的に実施している。


<下肢>座位、立位

1.今回は、足底の圧覚はやや残っていたため、座位と立位中に、徒手的に圧迫をかけた場合とそうでない場合の比較、非麻痺側との比較を行い、荷重感覚を認識してもらう。

2.立位後の姿勢を修正前と後で比較する。本人が現在感じている姿勢と実際の姿勢を比較する

3.座位から立ち上がる時の足底にかかる重心の移り変わりを比較していく。

 まっすぐ座った状態から体を前傾させた時の足底にかかる重心の移り変わりを感じる

 非麻痺側との比較

 立ち上がった時、座り込む時の足底にかかる重心の移り変わりを感じる

*立ち上がる前に、体幹や下肢の位置がまっすぐになっているかを確認してもらう

*立ち上がる時、膝が内側に動かないようにする


<上肢>背臥位

1.手部(掌・背側)の触覚を左右で比較し、その後、視覚で確認

2.手部の位置を左右で比較し、その後、視覚で確認

*指や手掌面の筋緊張の状態を随時説明しながら実施。

*正常化前の指の感じと正常化後を、いい感じがするか、悪い感じがするかで比較


という感じでした。

報告、記録終了