迎賓館と桂離宮のアプローチベルサイユ宮殿をまねしてつくられたと言われる赤坂の迎賓館は、門から玄関まで一直線で結ばれており、アプローチも建物も、この線を中心にして、左右対称にデザインされています。
シンメトリーにまとめられた空間は、国賓を迎える建物の、落ち着きと格式や威厳のある、フォーマル性を演出しています。
このフォーマルさに対して、京の暑さを避けるためにつくられた桂離宮は、俗に言う別荘という性格を、中門から御輿寄への斜めに配したアプローチで、歩を進めていくうちに、自然に正面が展開していく風雅さで表現しています。
同じ宮殿でも、建物の使い方によって、アプローチのデザインが異なっていることがよくわかると思います。