大津市の山中で6月、滋賀県甲賀市の男性会社員(29)が「ヒッチハイク」を装った親子とみられる3人組に、首を絞められ、現金1万5000円を奪われたとされる強盗致傷事件で、甲賀署は6日、被害は会社員の自作自演だったと断定し、近く軽犯罪法違反(虚偽申告)の疑いで書類送検する方針を固めた。会社員はうその届け出とを認めているという。


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 会社員は当初、6月9日夕、栗東市内で「信楽まで乗せて」と頼まれ、5~6歳の男児を連れた女性を車に乗せた。約10分後、子供に用を足させたいと求められ、大津市の山中で降ろすと、男が乗り込んできて首を絞められ、気絶。10日未明、約20キロ離れた甲賀市内に止められた車の中で気を取り戻し、金を奪われていたと説明していた。

 しかし、同署が車内を鑑定したところ、会社員の家族以外の指紋や微物は発見できなかった。会社員は首を絞められて気絶したにもかかわらず、失禁した形跡がなく、首の絞め跡も自分で付けられる程度の軽いものだった。また、付近の防犯カメラを調べても不審な親子連れは確認できず、会社員に真偽を問いただしていたという。


長崎市上西山町の諏訪神社に県内企業が奉納した「御神馬像」が盗まれていたことがわかった。神社から被害届を受けた長崎署が窃盗事件として捜査している。
 5月27日に参拝客から神社に連絡があり、盗難が発覚。1月初旬~5月下旬に盗まれたらしい。24時間参拝できるため、神社は夜間巡回や防犯カメラで監視していたが、盗難に気付かなかったという。神社は同29日に同署に被害届を出した。


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 像は、長与町の建設業「畠田工業」(畠田悦江社長)の先代社長が1985年に奉納。神社西境内の鳥居近くに設置された。像は全長約50センチ、高さ約30センチ、重さ約10キロの金属製で、左前脚を上げた姿。金具などで台座に固定されていたが、像の部分だけ取り除かれていたという。
 神社は畠田社長に経緯を伝え、謝罪。畠田社長は「66年に会社を設立した先代社長の夫が心を込めて奉納した神馬像。神社の物を盗むなんて考えられない」と嘆いていた

東京都台東区の化粧品輸入販売会社社長、田口稔さん(68)が2月、自宅マンションで死亡した事件で、警視庁上野署捜査本部は9日、強盗致死容疑で中国籍の男女2人の逮捕状を取り、国際手配の手続きに入った。2人は事件の3日後、成田空港から中国に出国したのが確認されている。

 捜査本部によると、逮捕状を取ったのは事件当時、台東区に住んでいた無職の黄帥軍(27)と斯日古楞(25)の両容疑者。現場周辺の防犯カメラ映像や携帯電話の通話記録などから浮上したという。田口さんとの関係について詳しく調べている。

 容疑は、2月24日午後10時ごろ、田口さん方で田口さんの首や鼻を圧迫するなどして窒息死させ、財布などを奪ったとしている。


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