皆さんは体調が悪くなったときや病気になったときにどのように感じますか?
多くの人はただ苦しくて嫌なこととして受け取っているかもしれません。
しかし本当にそうでしょうか??
分かりやすいように皆さんが一度は患ったことのある風邪の症状からみてみようとおもいます。
風邪をひくと出る症状はいくつかあります。
咳、鼻水 、発熱 、くしゃみ等、、、
さて、このような症状はなんのために起こるのでしょう?
咳、鼻水、くしゃみ等は体に入った異物やウィルス、細菌を体の外に出すために起こる症状です。
発熱は細胞達が体に入ってきて増殖したウィルスや細菌などを探知して活発に働いて、体から熱をだし(細菌やウィルスのほとんどは熱に弱いため体の回復を優位にする)体の細胞達は病原体と戦い、それ以上病原体を増やさないために起こる症状です。
体のセンサーみたいなものが物凄く繊細に探知して私達の自覚の有無にかかわらずある意味オートマチックに生命の危機を感じ起こるものです。
だるくなったり食欲がなくなるのも全て体を守るために起こる症状です。
だるくなるのはウイルスや細菌と戦っていることにエネルギーを最大限に使う為に余計なエネルギーを使わせないために起こるものですし、食欲が無くなるのも消化は沢山のエネルギーを使ってしまうので一時的に食欲を抑え、ウイルスや細菌と戦うエネルギーに集中させるために起こります。
体が熱を出しているのに寒気を感じるのは体から熱の放出を防ぐために体が起こしているものです。
常に体は私達の生命を守ろうと、生かそうと24時間365日命がつきるまでひとときも休まずに働いてくれています。
それなのに私達はこの常に働いてくれている体の働きには目もくれず体を守ろうとして起きている症状をすぐに止めようとしてしまいます。。。
それは自然治癒力が働いているのにそれを止めてしまっていると言うことなのではないでしょうか?
発熱しているのを止めたら当然他の症状がでるし、悪化したり長引いたりします。
咳をとめたら体の中のウイルスや菌などは外に排出されづらくなり悪化しやすくなります。
治ろうとして自然に起きているのならばその症状をとめるのではなくより自然に本来の自然治癒が働くように身体の手助けしてあげたほうがよいのではないだろうか?と僕は感じています。
病気と症状にもよるとはおもいますが、余裕があるのならば少し調子が悪いときに身体の声に耳を傾けてじっくりと感じてみるといろんな事に気付けると思います。
決して身体はわたしたちに嫌がらせをしようとして症状をだしているわけではないということに少しでも気付けたならちょっと病気に対する感じ方も変わってくるかもしれませんよ?