正座をするとO脚になる。
正座をすると足が変形する。
正座は罰の象徴だ。
正座は今の時代にあっていない。

などと、正座に対する批判は多い。
たしかに、正座がかしこまったものとして確立してきたのは、徳川家光の時代〜明治の茶道からであるらしい。
日本の時代から考えると、新しい姿勢である。

何をもって正しいとするのか。

まず、世界中と比較しても、日本人は膝関節の可動域が大きいらしい。これは、日本人特有で、文化的行為を行うためには必要不可欠である。

また、茶道や正座をする極めたものは、必ずしも四六時中正座をしているわけではない。

正座をしてキツくなった時の体の休み方、楽な姿勢を自分たちで自己組織化的に作っていく。

子どもたちが絵を正座をして描くときでも、1時間も2時間もずっと正座できるのは何人かで、殆どが、座り直しや、違う楽な姿勢を中継する。

そうやって、独自の方法を探るのである。このバリエーションがとても重要で、子供の時からこの経験をしていなければ、大人になって日本文化的活動を行う際、おそらく恥をかくことになるだろう。

そして、正座をすると、お尻が閉まり、丹田に力が入り、胸椎は伸びる。
ただ、お尻に力が入っていない状態や、割り座のようになると、骨盤は後傾してしまい、脊椎は曲がってしまう。
そのような注意点はあるが、骨盤を立てることを意識しやすい姿勢であると私は考えている。

成長する上での生活習慣が、足の変形につながる可能性があるだけで、正座が足を変形する要因となるとは、妄想だと思う。
思い込みするより、多様性を持った体を作ってあげて欲しい。
洋式の生活が、必ずしも正解とは限らないのである。