大腸がんになってから12年経ちました。
あっという間ですね。
光陰矢の如し。10年一昔。歳月人を待たず。
時間があっという間に過ぎゆく様を表す諺がいろいろありますが、
今の心境にしっくりくるのは「10年一昔」でしょうか。
人工肛門はありますが、幸いにも再発とかなく健康で過ごせたからこそ
今の心境になれたのだと思います。感謝です。
当時は長引く入院生活により最長老となり、休職による経済状況の悪化などで絶望的な
状況でした。
その時の救いは家族の支えとちょうどダルビッシュ有さんが大リーグに移籍した頃でその活躍
を見ることでした。本当に感謝です。
50代と比較的若かったので「今はどん底で本当に無力な存在だが、退院できたら絶対逆転してやる」と
思っていました。何か儲けてやるとか出世してやるとかそういうことではなく
家族や世話になった方々恩返しをしたい、同じように困難な状況にある方々の手助けがしたいと
いう思いでした。
残念なことにその気持ちは10年も過ぎるとだいぶ落ちてきましたが、まだ貯金は残っています。
人はどんな状況でも逆転はできると信じています。それがどんな形であれ。
私の体験以上の困難を体験した方はたくさんいて私がその経験を味わった時逆転できるかどうかは
分かりませんが、そう信じています。
最近も私よりずっと若い知人が亡くなりました。
人はいつどうなるか分かりません。
その時がいつくるのかわかりませんが、その時までは頑張っていきたいと考えています。