おい、だが……」
エーディト
「まあ、念の為だ。これでもSS士官だからな。もしもの時は故郷に荷物を送っておいてくれ」
滝崎
「エ、エーディト…」
エーディト
「言うな。余り後悔をここへ残しておきたくはないからな」
次号へ prada ポーチ
************************************************
ご意見ご感想をお待ちしております。さて、このどうしようも無い鋼鉄の男……どう葬ったものか?
********************************************
235 黒いノルウェー海 1
6月5日 午前10時(ソ連標準時間) モスクワ クレムリン宮殿
スターリン
「くそ! アメリカに続いてドイツもか!!」
……報告を聞いたスターリンは激怒した。
アメリカのスパイ網壊滅に続いてドイツでの工作にも失敗したからだ。
ドイツではヒトラー暗殺を陰で支援し、その後の混乱に乗ずる……筈だったのだが、反撃に転ずる筈だったクルスクでは逆に押し返され、更に臨時政府樹立も前提より早かった為、混乱に乗ずる事が出来なかった。
そこで、今度は臨時政府と新首班達の会合に目を付け、ドイツ内部のスパイ網を使い裏から煽動、臨時政府を拘束、克つ工作員達を使った新首班達を始末しようとしたが、これも何故かベルリンに居た少数の日本軍将兵と航空隊、ロンメル元帥の手によって阻止された。
この結果を聞いたスターリンは激怒したのである……まあ、当然と言えば当然である。
スターリン
「ドイツは日本の仲介でイギリス、フランスと講和交渉に入った……このままでは、ドイツは戦力を此方に集中してしまう……なんとかせねば…」
机を苛立ちに任せ指で叩きながらスターリンが呟く。
その時、ベリヤが入って来た。ベリヤはそのまま数枚の書類をスターリンに渡した。
受け取り、全てを一読してスターリンはニヤリと笑うと全てにサインを書いてベリヤに返した。
数日後……6月11日 午前9時(ドイツ標準時間) キール軍港 加賀艦橋
滝崎
「……なんだか、静かだね」
松島宮 prada ブランド
「あぁ……エーディトが居なくなると、これ程静かだったのか…」
……エーディトの予想は的中し、午後にはベルリンへの出頭命令が出た。
既に荷物を纏めていたエーディトは命令書を受け取った1時間半後にはベルリンへと向かう輸送機へ乗っていた。
それから1週間が経過したのだが……どうも空気があっていない。
猪口
「あの堅物娘であるエーディト大尉が離艦してから、どうも静か過ぎる気がしまして……どうも、調子が狂いますね」
松島宮
「猪口艦長までそう思うのか…どうやら、我々は重症の様だな」
頭を掻きながら、溜め息を吐く松島宮。
最近、艦橋要員を中心に調子が空回りしていたりする……。
レナータ
「松島宮、マサロウ借りてもいい?」
松島宮
「うん? あぁ、哨戒か…いいぞ。と、言うことで行って来い」
滝崎
「はい、わかりました」
そう言うと滝崎はレナータの後に続く形で艦橋から出て行った。
午前11時頃 北海上空
レナータ
「今のところは何の変化も無いね」
滝崎
「あぁ…ドイツ海軍は通商破壊任務中の全Uボート部隊を引き揚げたからね」
北海の海上を見ながら瑞雲が飛んでいた。
レナータ
「うぅ、裏から手を出して、エーディト連れ戻せないの?」
滝崎
「おいおい、それが出来たらやってるよ…それに、本人が嫌がる」
レナータ http://www.releaseshopassemblesjp.com/ レインブーツ エーグル
「むぅ…エーディトの石頭」
滝崎
「本人が聞いたら何て言うだろうね」
ただ……レナータも寂しい事はわかった。
午前12時頃 ノルウェー海南部
滝崎
「……ねぇ