な小さい外見なのにHPそのものはベアより有る事になる。 熊より強いウサギとは、なんとファンタジーな……などと感じながらさらに2射、3射と矢を放ち続ける。
そしてハイラビットのHPは残り1割を切った、明らかにハイラビットの動きが鈍くなってきている。 掲示板に載っていた情報だが、妖精国実装で、プレイヤーもモンスターもHPが減るごとに体の動きが鈍ると言う新仕様が実装されたとのことでそれによる影響だろう。 後1射でトドメだと思ったときに『ピーロロロロー!』と空から泣き声が聞こえた。 何事か!? と警戒をしてとっさにその場から飛びのく。
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すると空から一匹の大きな鳥がハイラビットめがけて爪をつきたてハイラビットを持っていってしまった。 ふざけるな! と矢をその鳥に放つが、こちらが冷静でなかったためか矢がぶれ、矢の射程範囲外まで飛び去られてしまった。 完全に見えなくなる前に鳥の名前を確認するが、シーフバードと名前が出ていた。 瀕死まで追い込んだモンスターを横取りして自分のえさにする鳥タイプのモンスターなのだろう……。
つまりハイラビット自体も強いが、瀕死に追い込まれたハイラビットを盗んでいくシーフバードと言う面倒なモンスターまで抱き合わせなのだろう、1番弱いモンスター退治なのに報酬が5000グローと妙に良い訳だった理由は判ったが……これは手間だな。 が、理屈さえ分かってしまえば対処も出来る。
プラダ
もう一度ハイラビットを瀕死にまで追い込むとすぐに距離を開けて観察する。 再び『ピーロロロー!』の鳴き声がしてシーフバードが爪をつきたててハイラビットを盗んでいく。 なるほど、流石に急降下や急上昇はお手の物のようだが、爪を突き立てる瞬間は一瞬動きが鈍るし、隙だらけだ。 そこを狙い撃ちすればいいわけか。
三度ハイラビットを瀕死にする。 そしてまた懲りずにやってくるシーフバード。 急降下してきて瀕死のハイラビットに爪をつきたてようとするその瞬間に……「はい、お疲れさん」と、〈風塵の矢〉を発動して体をぶち抜く。 その1発であっさりHPを0にして砕け散るシーフバード。 ……やっぱりな、自分が弱いから横取りと言う方法でしか餌を得ることが出来ない存在だと思ったよ。 自分が強いのなら真っ向勝負で襲い掛かって勝てるのだからな、ましてや上空からの急降下と言う必殺戦法があるのだから。 それが出来ないという時点で、そいつは弱者だと言う事を現す
プラダ prada