先日、内観仲間が言っていた「愛されるのに必要なのは自分とのパートナーシップ」という言葉があまりにも素敵だったので、シェアしたいと思って記事を書きます。
この言葉を言っていた方も、機能不全家庭で苦しんで育ち、愛着の問題を多く抱えていた方です。
でも、必死に自分と向き合って過去を乗り越え、幸せな結婚をされた方です。
彼女は気付いたんです。
「私が誰からも愛されないのは、私が自分を愛していないからだ」と。
愛着の問題には、「自己受容」と「自己否定」があります。
そしてパートナーシップに最も重要なのは、この自己受容なんですよね。
つまり、「自分との関係性=自己受容」が出来ていない人は、不思議なほどパートナーが出来ない。
とにかくモテない、仮にパートナーが出来ても問題ばかり起きる、さらにこじらせた人は恋人いない歴=年齢なんていう悲惨な状況になっていきます。
自分で自分をどう扱っているか?
その答えがすべてパートナーシップに出るんですよね。
特に恋人いない歴=年齢という人は、それだけ長年に渡って自分との関係性をこじらせている人なので、より愛着の問題が深刻なんです。
何故なら、パートナーシップの根っこにあるのは愛着の問題だから。
私は中学生の時に愛着障害と診断されてから、ずっとこの問題を抱えてきましたが、やはり6歳までの間に親からずっと否定されて育ってきたというバックグラウンドが本当に致命的で、「どうせ自分なんて」という自己否定の世界から抜け出すのは容易ではないんです。
結婚していた時に、元夫が愛着を一から育て直すリハビリを一緒にやってくれましたが、控えめに言ってこれが地獄だった。
愛情に触れられれば触れられるほど、自分がかつて母親から否定され続けたあのトラウマが蘇るんです。
そうして、もう面倒だから放っておいてくれ・・・となってしまう。
必要以上に他人と距離を取り、自分を守り続けてきた日々。
しかし、そんな私はもうここにはいません。
「愛されるのに必要なのは自分とのパートナーシップ」
内観仲間のこの言葉を聞いて、素直にかっこいいなと思ったんです。
私も早くそのステージに行きたいなと。
自分を幸せにするには、親の呪いを解く以外に方法はありません。
残念ながらどれだけ自己啓発を学んでも、心理学を勉強しても、哲学書を読んでも幸せにはなれないんです。
そうだったでしょ?
幸せになりそうになるといつも「どうせ自分なんて」の呪いが、襲い掛かってきたでしょ。
最高のパートナー出来なかったでしょ。
出来てもうまくいかなかったでしょ。
私がようやく自己受容が出来るようになったのは、今から一年前です。
つまり44歳からです。
遅っ!!(笑)
でも着々と回復しながら前に進んでいます。
愛着の問題は向き合うのにとても時間がかかるので、「愛されるのに必要なのは自分とのパートナーシップ」という名言を発した仲間も、これを言えるようになるまでに数年かかっています。
しかもその間、地獄のような心理セッションを何度も経験しながら・・・(笑)
幸福に生きるためにはパートナーは必要です。
生得的なアセクシュアルでもない限り、誰もが人を好きになる感情を持っているはずです。
パートナーは自分にとって一番の映し鏡になります。
自分を大切にしていなければ、自分のことを大切にしてくれる人とは出会えない。
自己否定を持っているうちは、本当の意味で幸福になることは難しい。
だから、まず何よりも自分を救うことが先決なんです。
世の中には、自分が幸福ではないのに幸福になる方法とか教えてる人が特にスピリチュアル系には多いですけど、優先順位おかしくないですか?って本当に思います。
まずは自分を満たすことからです。
ちなみに、幸福の要素は以下の12個から成り立っています。
1 仕事、キャリア
2 お金、資産
3 健康
4 家族、パートナーシップ
5 人間関係
6 学び、自己啓発
7 遊び、余暇
8 持ち物、住宅、物理的環境
9 社会貢献
10 精神世界
11 セルフイメージ、性格
12 時間
これ全て満たされてますか?
何か欠けているものはありませんか?
人はこれら12個の要素が全てバランス良く満たされた時に、幸福な状態になると言われています。
逆に言うと、どれか一つでも欠けていると幸福の車輪は回らないんです。
自分の車輪が回っていないのに、他人を幸せにするお手伝いとかしてる人多いですけど、まずは自分自身にこの12個を満たしてあげてください。
自己受容がちゃんと出来ると、この12個は全て完璧に満たされるようになっています。
さて、今日も耳の痛い話を書きました。
内観ってどこまでいっても耳の痛い話しかありませんが、それが自分と向き合うということです。
引き続き頑張っていきましょう。