自分を手に入れる場所
まず皆さんに伝えたい事は、BBTは変化しつづけられる自分を手に入れる場所だということです。今の自分に不満がある、何をしたらいいか分からない、そんな方にお伝えしたいことを記します。
■ 入学の動機と私の変化の過程
まさに「変化できる自分を追い求めた」というのが入学の動機でした。（BBT学生にとってはおそらく「あるあるネタ」）これまで私は３段階のステップでここまで来ました。
①入学前：新卒で勤めたNGOから一般企業へ転職。3.11震災で自分が行動できないジレンマ、会社・社会に貢献できないジレンマにもやもやする。
②入学後～2年くらい：いろんな人に出会い・驚き・感動する初めはがむしゃらに学ぶ。しかし後に停滞→復活のくりかえし。
③現在：自分のやりたい事をとりあえずやってみる。そして深く追求することで、いろんな人とつながるようになる。
あっという間の３年間だったような気がします。BBTが「教えない大学」と方針を掲げていますが、そのおかげで「自分で行動しないと何も変わらない」というマインドがしみ込んだように思います。結果、変化を求め続ける自分になったこと、それがここで得た一番の収穫だったかもしれません。
■ BBTでの学びの中の気づき
私の中のBBTでの「大事だな」と思った気づきを3点お伝えします。
① 「ひとまずやってみる」ことへのハードルを低くすること
自分の中に何か「どうしたらよいかわからない」という壁があったとき、自分の考えを誰かにシェアしてみる、何か形にしてみる、ということでヒントを得られるのだ、ということをこの大学に入って実感しています。BBTでは、問題解決のアイディアを考え、さらに実行することが求められますが、私の場合、講義でも仕事でもパソコンの前で考えていると、すぐ煮詰まります。しかし最近では、「とりあえず発信」、「まずちょっと試してみる」を意識してやるようになり、結果「行動する」ことへのハードルがだんだん低くなったような気がします。私は懇親会（飲み会）のような人がつながる場を作るのが好きなのですが、それもやりたいなと思って誰かにつぶやくと、「やれば？」「じゃ、やろうかな」みたいな。そんなことを続けているうちに、今では「よくいろんなことやっているね（呆）と言われるまでになってしまいました。
ペンシルベニア大学に語学留学中、フィラデルフィアの公園にて。
② 「学生・教授とのネットワーク」をひろげること
この大学で一番おもしろいな～、と感じる事、それは「利害関係がないつながり」です。画面上の議論していた人々が画面の外で出会うと、あちこちで思いがけない化学反応が起こります。たとえば、今まで議論していた人のバックグラウンドを深く知ったりすると「なるほど～」と思えたりして、距離がぐんと縮まります。これが本当におもしろい感覚なのです。私の場合、そういう出会いを求めて、地方に行ってBBT生に会ってみたり、フィリピンの英語の先生に会いに行ってみたりしました。ふだん画面をとおして文字だけでコミュニケーションとっていた人が、リアルに自分の前に現れたときの感動！笑。メル友に会う感覚が分かった瞬間でした。笑。そしてオマケ効果として、めったに会えない学友や、先生に会えたりすると、その後の学習モチベーションがかなり盛り上がります。笑
フィリピンのBBTOnline訪問。先生たちと。
③「実生活（仕事等）と学びとのシナジー効果」を実感すること
学びの中では今まで得られなかったような情報が多方面から入ってきます。それらをつなげて考えるようになると、一見関係ない事も深堀するとどこかでつながっている、ということに最近気付きました。授業では、一見自分に関係ない課題も「自分事」としてとらえ、一歩踏み込んで考えて議論します。これは結構ハードなのですが（笑）、続けていると、実生活で話題の幅が広がり、どんな人とも臆せず話せるようになります。たとえばIT関連の事。今まではなんとなく使っていたパソコンやネットワークも、その仕組みや裏事情を知る事で、システム部の人と今までよりスムーズに話が進んだりします。仕事において、今まで自分に関係ない、苦手だな、など思っていた分野も、かじってみたらそんなに難しいことではなかった！むしろもっといろいろやりたい！とムクムク思うようになるのが、より仕事も学びも楽しくなる瞬間だったりします。
2013年秋の新入生歓迎会にて幹事集合。人気教授の斎藤先生を囲んで。
■ 最後に
最後にお伝えしたい事は、「今の自分を打破したい」、「何も始められていないモヤモヤを解消したい」と思ったりすることがあれば、ちょっと勇気を出して何かやってみると何かが見つかるかも、ということです。大前学長が言っているとおり「やりたいことは全部やれ！」というのは、本当にそのとおりだと、私は常々思っております。
ここまで最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。いつかどこかで皆さんとつながれることを楽しみにしております！