2日(水)
まだまだ頭痛、下痢、熱の三重苦は続く。
今日のイベントは理髪店に行く事。
髪の毛はまだまだパラパラ抜けており非常に鬱陶しいので早めに理髪店にいって頭を剃る事。

食欲のほうは昨日より少し下がって病院食を3割くらい残してしまう状況。

この理髪店で丸剃りして貰うのは実に2年ぶり2回目となる。

抗がん剤の影響で皮膚が非常に弱くなっているので
闘病中に頭を剃るのは少しケアのいる話なんで抗がん剤のヘアカット、頭剃りは病院内の理髪店を使うことをお勧めします。

ただ少し高いけどねー。今回は顔剃り含めて3500円でした。

理容師さんとがっつり世間話をして久々に人と話をした感覚があり良かったです。


もともと頭の形には定評あるんよね^_^
部屋に戻ってきたら程なくして又熱が上がってきてダウン。

夜9時ごろ、いきなり主治医が入ってきて「今頃熱がまだ上がっているのはおかしいので血液培養用の血液を急遽とりたい!」と言ってきたので採取。

この日も眠剤を使って就寝(副作用のせいかこの1週間は眠剤なしでは寝れなくなっている)

3日(木)

朝起きると凄く有難い事に頭痛が無くなってました!

熱は下がっているものの下着がぐっしょり濡れていて寝汗をかいていた模様で着替えました。
37度前半の微熱はあるものの熱も大分落ち着きました。

という事で久々に映画を見る事にしました。
映画を見ることが出来るか出来ないかというのが自分にとっての体調のパラメーターみたいな所はあります。
前回の治療では退院後も映画1本観れるまでの体調に戻るまで時間を要しました。

今日見たのは「ロブスター」という独身者は強制的にホテルに送られて45日以内に相手を見つけなければ動物に変えられてしまう、というとんでも無くディストピアな世界を描いた映画でした。
思うところありましたが今の気分には沿った映画では無いなと思いました(笑)

あと癌治療関連で凄く気になったニュースがあります。


バレーの藤井直伸選手がステージ4の胃癌に罹患したという事で高額医療を受ける事を踏まえて仲間の選手が5000万円を目標にした募金を目指すとか言ってるんやけど。

5000万円??てなりましたね。
勿論保険適用外の先進治療とかって世の中にはあるんやけどそれは幾ら高くても数百万のオーダーの筈。

あと癌治療あるあるなんやけど先進治療のほうが治る可能性が高い&しかしながら高額という勘違いをする人がいるんやけど違うからね!!

保険が効いて安価な標準治療のほうがエビデンスやデータが揃っていて信頼性が高い。
先進治療はまだ研究段階で当たるも八卦、当たらぬも八卦という面がある。しかも高い。
これが癌治療のファクトフルネスの一つ。

癌治療専門家が次々と懸念を表明しているけど、藤井選手周辺の人は時間が無いのはわかるけどやるべき事をやってないし情報を整理出来る人がいないように見受けられる。

何とか落ち着いて考えて欲しいし、5000万円もの大金をぶっこむならそれはどの医療を想定しているのかは明言すべきでしょう。

今のところ善意で集まった寄付が怪しげな民間療法に流れる図しか想像できん。



昨日月曜日、無菌室からの外出許可が出ました。
造血幹細胞は生着し白血球が回復したのでクリーン管理は解除。病棟内の洗濯機の所へ行って洗濯するのもコンビニへ行くのもオッケーだそうです。

まさに急展開。

クリーン管理は終わったので一般病棟に移って良いけどどうするか?と聞かれたのですが今となっては無菌室のほうが居心地が良いのとまだまだ下痢はつづいているのでトイレが近くであるほうが

ただ月曜は色々2月末期限で聞かないといけないものとかもあり洗濯の後は病室に篭りっきりでした。

相変わらず下痢は変わらないけど状態は上向き。
点滴は相変わらず起きている間大半あります。
眠剤を飲んだので夜は割とグッスリ寝れました。

火曜日。
3月1日。
さぁさぁここから一気に体調を上げて行こう!と思っていたらやたらと頭が痛い。。。
頭痛が悪化している。 
うわ、きついなこれ。

そう思っていたら主治医がやって来まして
「血液内感染菌の分析をしたところ首カテーテルからの菌の侵入が考えられる。首カテーテルはもう役割は終わったので引っこ抜く」
とのことで首のカテーテルを抜きました。

抜いたカテーテルを見せて貰いましたが思ったより太かった。こんな物がずっと首に刺さっていたんだね。。

主治医によると頭痛は敗血症の時に見られる現象ではある。勿論脳からの出血、脳傷の可能性もゼロではないがそれは薄いとの事でした。

でも昼、夜はさらに頭痛が悪化、熱も出て結局は何も出来ない1日でした。

ふー

26日の血液検査結果、主治医によると造血幹細胞が生着したとの事でした。
26日つまり昨日はメッチャ辛く快方に向かっている感じでは無かったので意外過ぎて「エッ?」となりました。

主治医によると造血幹細胞が生着するタイミングで身体が発熱反応を起こす事があり多分今の現象はそれだと思う。カロナールで熱が下がりきらないなら勿論それ以上の強度の解熱剤を入れる事も考えるが生着している以上それは恐らく長くは続かない。出来れば現在の不安定な状態で劇薬は使いたくない。
頭痛に関しては熱よりも貧血が影響している可能性がある。赤血球は白血球と回復のタイミングが違いまだ立ち上がってくるまでに時間がかかる。よって暫くは残る可能性があるとの事。

主治医の説明はいつもながら丁寧で説得力があった為ロキソニン注入はせず熱出っ放し地獄を暫く根性で耐えてみようと思いました。
で26日は夜寝るまではずっと37℃後半〜38℃後半を推移してましたが27日に入って37℃代前半まで落ち着き今は36℃代まで落ちました。

ちなみにですが、
自家移植でなくドナーさんから貰う同種移植はこの生着する時が無茶苦茶辛いそうです。他人の物なのでアレルギー反応があるのですね。
結局生着せずに敗血症で亡くなる確率が20%とか。
あの池江璃花子さんも「死にたい」と何度も思ったとか。オリンピアンが死にたいなんて思う治療て何なんだよ、、て話ですが。
自家移植と同種移植は原理は同じですが副作用などリスクは全く違うので同じ無菌室でも今いる無菌室とは多分何から何まで違うと思います。

頭痛や下痢はまだあるとはいえ、グッと体調は楽になりました。

長丁場だったけど今回の治療も終盤を迎えているのかなと思います。