歳をとったりお酒に溺れたりすると
色々な物を無くしてしまいます。
羞恥心や自尊心などの精神面は、もうどうしようもないので
せめて生活に必要な物質だけでも、身から離さないようにしたいです。
前回の鍵チェーンの時からの課題
ウォレットチェーンをつくりました。
何かに使おうと思ってとっておいたパーツを入れる
ヨックモックの缶箱をひっくり返して
色々こちょこちょこくっつけてジャンクな感じの
蚤の市のアンティークというイメージで組みました。
どれも短めのイカツくなり過ぎないウォレットチェーンです。
さて急に、少しく昔話をしますが
若年の頃ジムジャームッシュという監督の
「DOWN BY LOW」という映画を鑑賞しまして
作中でトムウェイツという人が演じている役の人が
彼女と喧嘩して家から追い出され靴を投げられるのですが
その靴の先が尖っていて、とてもしびれました。
その時の僕には尖った靴が
ダメでカッコいい大人の不良の象徴に思えたのです。
がしかし
今となっては尖った靴=ギャル男もしくはホストの人
というイメージになってしまい、もう履けません。
ウォレットチェーンもおなじで
もともとはロックなイメージであり、いかつい男のアイテム
という感じでしたが、これもギャル男の台頭により
女性誌でバカにされる物になってしまいました。
すべて時代の流れ、しょうがないことです。
ただね、おじさん達にこそ
機能としてのウォレットチェーンは必要なんです。
おじさんはもう、おケツまで神経が行き渡ってません。
落としても気がつかんとです。
そんでもってカードや免許証など満載で
無くすとどえらい面倒臭いのです。
出来るだけ目立たないサラッとしたものを使用するので
どうかバカにしないで下さい。お願いしますお願いシマッス。
なんて気持ちで生きているのですが
その一方で若い女性は自由にファッションを楽しみ
田中義剛のものだったテンガロンハットをお洒落に変換したり
さらには80年代ロックTシャツをデザインとして蘇らせて
ギャルとの共通項を見いだしたと勘違いしたおっさんに
そのバンド知ってるの?なんて聞かれて
ウザがったりしています。
でもまあ、袖無しデニムが流行りそうな時に
スギちゃんの出現によりまったく売れなかったりしたそうで
もう何がお洒落かダサイのか、なにがなんだかわかりません。
時代とともに、ほんのちょっとしたことで変わってゆくイメージ
価値観というものの曖昧さ危うさ、流行の儚さに翻弄されながら
加速し続ける情報社会の片隅で、辛い辛いザつらいと言いながら
おじさん達は寄り添い肩寄せ合って背中をさすり合い
それでもまだ生きてゆくのです。
なんだか話がオッサンのボヤキ節になってきましたが
何が言いたかったかというと
老若男女関係なく、財布は無くすと大変ですよ。
というわけで、おじさんだけでなく
すべての尻ポケ財布突っ込みスタイルの人民の手に
ウォレットチェーンを取り戻そうキャンペーン。
どうぞご検討よろしくお願いいたします。









