今日、本屋で面白くて、ためになる本を見つけたので紹介します。
本作ではアラフィフ、アラ還の恋愛事情についての割合がアップ。
ナマナマしくて、ねじれていて、ヘンに一途。世間では孫がいても不思議はない世代が、
いまだ達観できず、恋や性欲にもがいているのだから、人間とはつくづく業が深いと思うばかり。
それだけに、アラフィフ、アラ還世代の読者なら、みんなも悩んでいるんだと救われるし、
それより下の世代なら、いくつになっても恋は厄介だと覚悟ができる。
わかっているつもりでも、あらためて思う。なんでもありがまかり通る、恋愛のエネルギーとは何なのか。
ただし、「結婚とは、恋愛とは、こういうもの」とガチガチの理想をお持ちのモラリストやドリーマーには、
本書は毒かもしれない。いや、流行りの免疫療法的に、抗体を作るつもりで読んでおくのも悪くないかも。
日本の女性は諸外国に比べて、利害関係のない相手に自分の恋バナを聞いてもらうのが
好きらしい。ましてや、今、恋に悩みを持っている女性、のろけたい女性、自慢したい女性には必読かも?
※柴門ふみさんとは、あの東京ラブストーリー・あすなろ白書といった
トレンディーラブドラマを生んだ作家です。