案の定、当然の如く落ちました。努力をしないタイプの僕にとって受験のための勉強というのが苦手だったんだと思います。(自分で書いてて思うけどダメなやつ)
まあ、世間体もあったんでしょうか、僕は東京の予備校へ入れられました。中野に下宿、S予備校に通う暗い浪人生活を送ると思いきや、楽しかったですねえ、浪人生活。脳天気な僕の本領発揮。不安だったのは初日だけ。
木造住宅、引き戸を開けて玄関を入れば大きな下駄箱と公衆電話、これまた大きな木の階段をギシギシと上がれば二階はぐるっと囲むように10部屋ほどありその一室、共同便所、朝夕二食まかない付き、北は佐渡ヶ島から南は石垣島まで多士済済、人生勉強になりました。古本屋はたくさんあるし(3冊百円)、映画館は安いし(3本立て五百円、途中からでも入れた)、下駄を鳴らして銭湯に通っていました。もちろん僕の頭の中では、かぐや姫の「神田川」が流れていたことに間違いございません。
ところで僕はほんとにロックギターを弾きたかったんでしょうか。ジェフ・ベックみたいに弾きたいと思っただけで努力してないですね、この頃を思い出すと。僕のエレキギターはまともに音が出なくなっていたので東京には持って行かず、質屋でフォークギターを五千円で買いました。エレキは買えなかったですね。音が出るかどうか分からなかったですから。
次回、浪人時代から大学へ につづく