人に認められようと期待しなければ、
自然と尊敬され、
認められるようになるものよ。
〜グロリア・スタイネム 〜
(米国の女性解放運動家、ジャーナリスト )
人の4大欲求って知っていますか?
「食欲」
「睡眠欲」
「性欲」
この3つはすぐに出てくると思います。
残りの1つは
「承認欲求」
です。
そしてこの承認欲求は、いつの時代も人が渇望しているものになります。
ただ欲してるものではありません。
渇望しているんです。
承認欲求っていうのは、
「認められたい」
「褒められたい」
「必要とされたい」
ってことですね。
つまり、自分の価値を感じたいんです。
わかりやすい例だと、
上司から「君の仕事は誰でも出来るから君じゃなくてもいい」
と言われたら、自分が必要とされていない、自分の居場所がないように思え、自分の価値がないと思ってしまいます。
逆に「いつもありがとう。君がいてくれて本当に助かるよ」
なんて言われると、無条件で喜んでしまうと思います。
これは職場の人間関係だけでなく、友人関係、恋愛関係、家族関係全てに置いて言えることです。
しかも今は、実際に顔を合わせてなくてもSNSなどで24時間人との繋がりがあるので、余計にこの承認欲求に餓えている人が多いです。
そして人は、正しいことをして注目されないと、時に「負の注目」を集めようとします。
例えば、学生時代、勉強を頑張って良い成績を取ること。グレて非行に走ること。
この2つは、プロセスは違えど、両方、親や周囲から注目を集めたいという目的なんです。
特に子供の頃は、全力で親に認められようとします。
頑張っても勉強で1番になれないなら、子供は戦略を転換します。
勉強で頑張っても一番になれないなら、スポーツで。
スポーツで頑張っても1番になれないなら、音楽や芸術で。
音楽や芸術で頑張っても1番になれないなら・・・・・
最後は非行や犯罪で注目を浴びようとします。
人は「褒められる」という「正の注目」を得られないとわかると、
「叱られる」という「負の注目」を集めようとします。
マザーテレサの「愛の反対は無関心だ」という言葉の通り、
無視されるくらいなら、叱られる方がマシだと思うんですね。
そして、その子供の時の態度が大人になっても残っているケースもあります。
大人でさえも、周囲から「正の注目」を得られなければ、「負の注目」を集めようとしてしまいます。
更に酷い場合は、最後には自分の無能さを見せつけて同情を引こうとします。
まさに負の連鎖なわけです。
大人になってからの負の連鎖ってどういうものなのか?
間違った方向に進んでしまう人の失敗パターンを次回ご紹介します。
