11月25日 12時頃に開始するというポートを抜く手術ですが、M先生が検査をされている関係で午後3時半過ぎに変更になりました。

 

自分から申し出ていたにも関わらず、私は3日前ほどから手術がこわくてなりませんでした。

局所麻酔で実施するので、意識があるわけです。

大阪のS病院で8月26日に胸のポートを入れたときも局所麻酔で受けたのですが、

とにかく不安でなりませんでした。看護師さんが手を握ってくださり、とても温かくて安心したのを思い出します。

11月24日から妹が泊まりに来てくれて、妹が車で送ってくれました。Mちゃんも同行してくれています。

娘は私が不安がるために、会社を早びけしてHT病院へ来てくれました。

 

手術時間が遅くなると知らされて、待っている間には娘が緊張でガチガチになっている私の肩や背中をマッサージしてくれました。

 

いよいよ手術となり、看護師さんが迎えに来られ、手術室で私の担当の看護師さんへバトンタッチされました。

部屋にいるときに、手術室担当の看護師さんがいらっしゃったので、前もって私はこわがりなので不安なときは手を握ってほしいですと頼んでいました。

手術室では看護師さんは他に2人いらっしゃり、看護師さんは3人でした。

M先生がいらっしゃり、おなかから始めますよと声をかけてくださいました。

麻酔の注射は結構痛いと思いましたが、おなかを切られたときに痛みを感じたので、それを言って麻酔が追加されました。

先生は今から何をするのか、今の状態はこうですよなどと、次々に説明されます。

その上で、痛かったらすぐに言ってくださいねとおっしゃるのです。

そうしていくうちに、絹糸で縛ってありますねとおっしゃって、糸を切られる音がしました。

少しポートを掘りだすので痛みがありますよ、と手術開始前に説明を受けていましたが、痛みは感じなかったように思います。

取り出したポートを見せてくださったのですが、管が結構長いのに驚きました。

持って帰りますか?と聞かれたので、要りませんと辞退しました。

おなかのポートを抜く時間は短かったと思います。

 

次に胸のポートです。

「本当に抜くのですか?」とM先生が聞かれたので、

これは痛みもありますし、うつ伏せになるのもできません、とてもストレスを感じるのですと申し上げたところ、

「ストレスはいけませんねえ、うつ伏せになることができないのか、そんなことは考えたことがなかったです」

とおっしゃいました。

「患者さんは、多分、せっかく入れてくれたのにと思って苦痛を医者には言わないのでしょうね」とのこと。

 

さて、麻酔は痛いですが、インフルエンザの予防注射の痛みと比べて少し痛いかな、長いかなという感じでした。

胸のポートを抜くときには管を切ってしまうと、血管に入っている?ので要注意ですと先生が説明されます。

慎重にされていらっしゃる感じでした。ここも絹糸で縛ってありますねとおっしゃり、いくつかの糸を切っておられるようでした。

このポートの留置のやり方は僕たちとは違っていますねとおっしゃっていましたが、他の病院で実施されたポートを抜いていただき、本当にM先生には感謝です。

 

抜けましたよとおっしゃり、首を止血のために15分間圧迫してくださいました。

終わったのは午後4時35分 手術時間は約1時間でした。

ずっとM先生とお話していたと思います。

私が少し黙っていると、大丈夫ですか?と先生から聞かれますので、私は全く不安を感じることがありませんでした。

ポートを抜くのは簡単なのです、入れるのと違いますからね、僕も難しくなったら無言になりますからねとM先生はおっしゃるのですが、私にとっては神様のようなお医者様だと思いました。

無事、ポートが2つとも抜けて、私は大喜びです。

これでストレスが無くなりました、ありがとうございますとM先生にお礼申し上げました。

 

多分、手術が終わったら自分で歩いて部屋に帰るのは難しいと思うと看護師さんに申し上げていたので、

病室担当の看護師さんが車いすを用意して迎えにきてくださったのですが、歩いて帰りますとお断りして二人で病室へ戻りました。

 

手術室担当の看護師さんからは、あんなにこわがっていたのにねえと冷やかされました。

それにしても応援団が多いですねとのこと。

 

病室へ戻って、待っている3人にお礼を言いながら、午後5時を過ぎたころに持ち込みの食事を開始。

私は、入門セミナーで一口200回噛んで食べるようにと指導されています。

それで、食事には大体2時間以上かかるのです。

 

(M先生の回診)

・ 外来に来てもらってもすることがないので、予約は入れません。

・ 今は快便とのことでとても良いが、腸閉塞はいきなり起きることがある。(ガンが原因のとき)

頻回な下痢があるが便が出ない、おなかが張るといったときは、すぐに病院へ連絡してきてほしい。

検査をして必要であればステントを入れて腸閉塞を予防しましょう。

・ 嘔吐するような腸閉塞は手術による癒着のために起きるもので、これはステントなどの対応はいりません。

・ ガーゼは72時間後にはがすこと その下のテープは切った皮膚がケロイド状になるのを防ぐものなので、取らないこと、皮膚が広がろうとするのを抑えているものです。自然にはがれおちるまで放置してください。

・ 入浴は29日夜からシャワーしてかまわないです。入らないでいると皮膚の常在菌が悪さをすることがあるので、患部はこすらないようにしてシャワーしてください。

・ 1週間もすれば傷はいえるので、12月8日からの外出はかまわないです。温かいタオルをかけるような手当についても問題ないでしょう。

・ 眠剤を飲まないと寝られないということですが、今服用しているものは半年で効かなくなるでしょう。人間は寝なくても死にません。僕は一時間ごとに目が覚めています。

→ 2日間、眠剤をのまずに頑張ったら、くたくたになってどうしようもなかったのですと申し上げたところ、

まあ、頓服として飲むのはいいでしょうねとのことでした。

(ポートの問題は解決しましたが、今、残るのは不眠の問題です。)

 

以上です。

何かあればM先生に診察いただくこととして、今回でHT病院への受診は終わりです。

CT検査やペットCT検査をお願いしたら受けてくださるとのことでした。

 

この日もやはり眠剤を飲んで寝ました。

翌日11月26日 M先生の回診が9時にあり、傷を確認していただきました。

10時すぎ、Mちゃんが迎えにきてくれて自宅に帰りました。

今日から手当は休むか控え気味にやろうと思っています。(傷を気にしています)

 

そして、またスケジュールを立てていきます。

手当に必要な道具はだいぶん揃ってきました。

妹たち2人のおかげで、いろんな物が片づけられて、手当をできる状態になっています。

あとは、自分でやっているやり方で合っているのかどうか、手当実習講習会で確認していくことになります。

今日は短時間ですが、お昼から散歩してきました。

 

変な感想ですが、病があるからこそ、こんな時間が持てるのだなと思いました。

玄米菜食はとても気に入っています。砂糖、味醂、人工調味料は全く使いませんが、素材そのものがこれほど美味しいのかと、毎回食べるときに感動しています。

仕事は楽しかったですが、人生はそれだけではないでしょう、もっと見直しなさいよと病が教えてくれているような気がします。

 

病を得てから気がついたことはたくさんあります。

人との温かい交流、素晴らしい先生との出会い、美しい自然

読み返したら、これまで気がつかなかった感動を新たにした本 等々。

 

私は楽に死ぬことをめざしていた方向から、一転して、今は生きることを楽しんでいると思います。

もともと、私はどちらかといえば楽天的で元気な性質だと思っています。

それが回復しつつあるかんじです。

 

とても長くなりました。

しばらく、生活を中心にしますので、記載を休止しますね。

それではまた。