本日のBリーグ第13節を前にして、
バスケットボール専門ライターさん
吉川哲彦さんの記事をご紹介!

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 今季2回目となる水曜開催。前回と同じ顔合わせでホームとアウェーが入れ替わり、川崎ブレイブサンダースアルバルク東京をホームに迎え、リベンジを狙う。

 千葉ジェッツと戦った前節の川崎は、1戦目がわずか57得点の完敗。3ポイントの成功率が2割を切るなど、千葉のディフェンスの前に自慢のオフェンスが機能しなかった。2戦目は前半で46得点を挙げるなど立ち直り、前日無得点に終わった辻直人も11得点8アシストで勝利に貢献した。ニック・ファジーカスも7試合ぶりに30得点をクリアしている。

 一方のA東京は上り調子の栃木ブレックスをねじ伏せ、東地区首位を堅持した。1戦目はオフェンスの起点となる田中大貴が10アシストと役割を果たし、栃木のディフェンスをかく乱。2戦目は全体的に外角シュートがやや不調だったが、やはり田中がフリースロー10本をすべて決める試合巧者ぶりを発揮した。

 前回の激しい打ち合いはA東京に軍配が上がっている。同じ展開ではA東京の思うつぼにもなりかねず、川崎はディフェンスにフォーカスする必要がある。タイトなディフェンスと果敢なルーズボールが持ち味の藤井祐眞のハッスルが、チームに火をつけるはずだ。

文=吉川哲彦

明日の第13節を前にして、
バスケットボール専門ライターさん、
吉川哲彦さんの記事をご紹介!

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 リーグ最低勝率にあえいでいた横浜ビー・コルセアーズが、アウェーで大きな2勝をつかんだ。富山グラウジーズとの1戦目は第2クォーターで9得点に封じるなどディフェンスが機能。ジェフリー・パーマーの復帰でインサイドの主導権を握り、リバウンドは50を数えた。2戦目は前半14点のビハインドから盛り返し、2点差の接戦をものにした。川村卓也が現在4戦連続2ケタ得点と、“らしさ”を取り戻しつつあるのが何よりの光明だ。

 逆に、今節横浜に乗りこむ新潟アルビレックスBBシーホース三河に連敗。1戦目は五十嵐圭の21得点、オースティン・ダフォーの15得点で三河と打ち合いを演じたが、第1クォーターの12点ビハインドが響いた。2戦目は畠山俊樹が24得点をマークしたが、ダバンテ・ガードナーが今季自己最少の14得点。ディフェンスの課題も解消されず、2戦計198失点を喫している。

 横浜が連勝で一気に自信を回復しているとなれば、いかに地区最下位といえども新潟としては決して侮ることはできない。安定した出場時間を確保しつつある満田丈太郎がその若さでコートを駆け回れば、今月まだ1勝止まりの新潟はさらに厳しい戦いを強いられかねない。

文=吉川哲彦

記録達成のニュースです! 
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※以下バスケットボールキングより。

シーホース三河に所属する比江島慎桜木ジェイアールが、12月16日、17日に行われたB1リーグ第12節の新潟アルビレックスBB戦で、それぞれBリーグ通算1000得点を達成した。

 8日に行われた川崎ブレイブサンダースとの第11節第1戦終了時点で、通算得点が985点となっていたが、続く第2戦では無得点に終わった比江島。16日の新潟との第1戦では、第3クォーター残り6分51秒にこの試合13点目となるバスケットカウントでのフリースローを決め、記録まで「2」に迫る。すると、同4分26秒に桜木のアシストからレイアップシュートを沈め、リーグ通算1000得点目を記録した。

 一方、第1戦を終えて記録達成まで「16」とした桜木は、17日の第2戦でリーグ通算1000得点に到達した。前半終了時点で5得点を積みあげると、第3クォーター開始早々から4連続得点をマーク。通算997得点とすると、開始4分31秒にバスケットカウントを奪い、それで得たフリースローも確実に沈め1000得点目を挙げた。

 なお、試合はともに三河が勝利を収め、中地区2位以下を大きく引き離す20勝目を記録した。