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政治部記者として、竹下登元首相(当時は自民党の筆頭副幹事長)を担当しているとき、面白い話を聞いた。

 「選挙を通ってくる国会議員とは、その国民をさまざまな角度から切った断面を、それぞれ代表する人物たちだ。従ってアホの代表もいれば、詐欺師の代表までいる」と。

 竹下氏の言葉を借りれば、韓国の与党であるセヌリ党の洪文鍾(ホン・ムンジョン)議員は「奴隷使いの代表」かもしれない。

 洪氏は、党の事務総長のポストにある。陣笠ではなく、幹部だ。

 今年1月21日の党内会議では「安重根義士がテロリストなら、日本はテロ国家だ」と述べた。『聯合ニュース』が「与党幹部が周辺国のことを『テロ国家』と表現するのは異例」とコメントした発言だった。

 その洪氏は2010年8月、京畿道(キョンギド)抱川(ポチョン)にあるアフリカ芸術博物館を買収して、その理事長になった。アフリカから来た舞踏家が踊りを見せ、やはりアフリカから来た彫刻師が実演するのが目玉らしい。

 ところが、今年2月10日、その舞踏家、彫刻師らがソウルのセヌリ党本部前で「洪文鍾は奴隷扱いをやめろ」のデモをしたのだ。

 2月11日の『ハンギョレ新聞』が詳細を伝えている。彼らの主張を要約すると以下の通りだ。

 ▽法定最低賃金は1カ月126万9154ウォン(約12万1500円)なのに、65万ウォン(約6万2000円)しかくれない。抗議すると「アフリカでは大金だろう」と言われた。