弟に投げたマイナス・ドライバーが、目の数センチ下に刺さる。

 これは、ちょっときついですね。
 今でも、思い浮かべると、心臓がドキドキします。
 トラウマかな。
 弟と喧嘩して、弟に、マイナス・ドライバーを投げつけたことがあります。
 たぶん、6~7歳の頃だと思います。
 なぜ、テーブルの上に、マイナス・ドライバーが置いてあったのか、今でも謎ですが、不幸というのは重なるものです。
 弟と口げんかをして、私は咄嗟に手の近くにある、マイナス・ドライバーを鷲掴みし、弟、目がけて、投げつけます。
 投げたマイナス・ドライバーが、なんと弟の目の下、3~4センチのところ、骨に刺さったのです。
 今思うと、不幸中の幸いと申しましょうか、目に刺さらなくて本当によかったと思います。
 投げたマイナス・ドライバーは、弟の頬骨辺りにぶら下がって、少しして床に落ちました。これは神様が最悪の事態を回避してくださったとしか言いようがないですね。
 もし弟の目玉に、私の投げたマイナス・ドライバーが刺さって、あのとき弟が失明していたら、私は弟の人生を一生、背負い込まなくてはいけませんでしたし、永遠に弟に顔向けできない人生を歩むところでした。
 人生には大きな転機があると言いますが、目玉にマイナス・ドライバーが刺さらなかったこと、今では本当に不幸中の幸いで反省しています。
 子供というのは、後先考えず、時に残酷で、その時の感情で行動してしまうので、本当に厄介な生き物だと思います。
 真ん中の弟とは、小さい頃、よく喧嘩をしましたが、さすがに大人になると喧嘩することはなくなりました。
 私が、うるさく小言を言わなくなってから、お互いに相互干渉することもなくなったような気もします。
 人間には、交通事故や犯罪を含め、魔が差すって事、よくありますよね。今では大事故にならなかったこと、神様に感謝していま

 

 

 

 

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