雪に耐えて梅花麗し

 

広島カープ・黒田博樹投手の座右の銘。

これを選ぶところが彼らしい。

意味は、梅の花は寒い冬に耐え忍ぶことで春には美しい花を咲かす

ということから苦しまずして栄光なしという考え方。

 

そんな黒田投手も今シーズンでの引退、さらに永久欠番が決定となった。

彼の現役最後の姿にも心打たれたファンは多いだろう。

 

日本シリーズ第3戦での完璧なピッチング。

相手打者も、引退する投手の投球ではないと称賛した。

降板は脚をつってのトラブルと切ないものであったが、降板間際の様が彼らしい。

 

2番打者近藤への投球後に脚をつってしまった。

しかし何事もなかったかのように次の打者へ相対した。

大谷だったがゆえにだろうか。

大谷が黒田との対戦を楽しみにしていたように、黒田自身もせめて大谷まではと踏ん張ったのか。

見事に大谷を打ち取り、一度ベンチへ下がり手当を受ける。

マウンドへ戻り投球練習を3球、しかし顔をしかめ、続投不可とのことだった。

最後まで続投を諦めず、できる限りの姿をファンに見せてくれた。

 

その姿に、両チームのファンから拍手が起きたのは必然であった。

欲を言えば、第7戦でもう一度見たかったと誰しもが思うところ。

我々が思う以上に身体は満身創痍だったのだろう。

お疲れ様でした。ありがとうございました。と言いたい。