勉強が苦手な人がやりがちなこと『評価編』
よくあるのがROMの参考可動域、基本軸移動軸覚えました!MMTの肢位覚えました!以上!
で、終わってる人いませんか?私はそれで終わってました笑
ここで、何が苦しいか。実習のレポートが捗りませんでした。覚えることってとてもいいことだと思います。臨床経験が進むにつれて覚えてないセラピストって多いです。例えば股関節周囲ROMの代償の抑制のやり方を教えてくれる。自分も教わってます。確かに円背のや骨盤後傾が顕著な方ってどうすればいいの?ってなると思うので、それは現場で教わると良いと思います。そのための実習なので。
意外と多いのは頸部体幹の肢位ややり方わからないってセラピストは結構います(なんて言ったら怒られそうだけど)
だから学生のうちに正しいやり方や知識があるのは評価をする上で大切だと思うので継続してください。例えば大腿骨頸部骨折の患者さんのROMを例にしてみましょう。急性期や回復期にいる患者さんの多くは可動域制限があります。
そこで「〇〇さんの股関節屈曲は△°です。で、終わりになってしまいますよね。自分は評価項目を無事行えることだけ考えてました。だから言われます
「で、何が言いたいの?」
・・・わかりません・・・って
評価の数値はあくまでその人の現状を把握する一つの手段です。そこに、筋緊張はありましたか?疼痛は?熱感は?など、評価実習であればそのように考えてくと評価項目が埋まりやすくなりそうですね。可動域を測った後には股関節屈曲可動域からADL(退院した時にその可動域によって何ができないか)を考えてみるとイメージしやすいと思います。
例えば患者さんはエレベーターのない団地の2階に住んでるとします。階段の高さが20センチだとして可動域制限が著しい人が階段を登れそうか。んーどうだろう、、、帰りの駅の階段でイメージしてみよ!で、良いと思います!階段昇降って筋力ないと難しいな、MMT以外にもどれくらい荷重がかけられるか体重計で計ってみよう。手すりが右側しかないけどこの人はその環境で階段昇れるか、降りれるか。よし、評価項目に入れてみるか!
私は理学療法評価学の教科書の評価項目だけ見て、「もう評価項目出てこねーわ」なんて考えてました。多分、このギャップが「臨床的に考えると・・・」とテンプレートが返ってくるポイントになるのかなって推測されます。
でも、テストの時や実習に行くと交感神経優位で心拍数上昇して暑くなるから汗かいて冷静になれないわーってなっちゃうんですよね。私も今先輩の患者さんの代診でリスク管理が多い人にはこんな状況になりがちです。
KeisukeHonda的にいうと「すべては準備なんですよ!」
あ、こういうことなのか。イメージを繰り返してシミュレーションすることで緊張しなくなるってことなのね。
なので、学生のうちに階段、公共交通機関、近所の地形、お風呂のタイプとか考えてどういう状況だとこれができないかイメージしてみてください。上肢であれば、洗髪、食事、清拭ができるか。人にやってもらうのは嫌だなーって思う方は少なからずいるし、いないかもしれない。だから問診ですね。
最後に何が言いたいかというと、評価はその人を知る手段でそこから阻害される動作はなんだろうと考えることが実習先というドアウェーの地でコールド負けすることはかなり減ると思います。自分もまだこのレベルなので日々勉強の毎日です。
筋力があるのになんで歩行できないのかな、
→脊髄路、小脳路とか既往に中枢神経障害はあるか
など、整形疾患だから中枢は関係ない!なんてことはないですね。むずいわ!と思うかもしれませんが、逆にいうとそこで伝導路を復讐することで国家試験のできないをできるようになるし結びつけができますね。国試の実地問題でも股・膝・足の角度は自動と他動でこの可動域だからこの人のできる姿勢はどれが可能か?みたいな問題もイメージできる人は時間かけずに次の問題に行くことができると思います。
学生だし現場出てる人と差があるからと考えても、バイザーはそんなこと気に留めない(人が多い)し、レポートは完成しないので日々の活動から常にイメージするだけで自分の身を守る武器になると思います。