俺が小学生の頃の話。俺が住んでいた町に廃墟があった。
2階建てのアパートみたいな建物で、壁がコンクリートでできていた。
ガラスがほとんど割れていて、壁も汚れてボロボロだったから、
地元の人間でも、あまりこの場所に近づくことはなかったらしい。
ある日俺は、友人と肝試しをすることになって、この廃墟に行くことにした。
まだ昼ぐらいだったから、建物の2階まで上がって建物を探索した。
そしたら並んでいる扉のひとつに、文字が書いてあるものがあった。
友人と近づいて確認してみると、扉の前に
「わたしは このさきの へやに いるよ」
と書いてあった。
俺と友人は扉を開けて中に入り、先に進むことにした。
歩いて行くと分かれ道に突き当たって 、壁に
「わたしは ひだり に いるよ」
と書いてあった。
少し怖くなったけれど、俺と友人はそのまま左に進むことにした。
すると両側に部屋があるところに突き当たって、壁に
「あたまは ひだり からだは みぎ」
と書いてあった。
友人はこれを見た瞬間に、半狂乱になって逃げだした。
でも俺はその場所にとどまって、勇気を出して右の部屋に行くことにした。
部屋に入り進んでいくと、突き当たりの壁に
「わたしの からだは このしたにいるよ」
と書いてあった。下を見ると
「ひだりの へやから わたしの あたまが きてるよ うしろ みないでね」
俺は急いで、その部屋の窓から飛び降りて逃げた。
それからはもう、その場所には近づいていない。
友達Kちゃん(女)の話なんですが・・・。
ある日、Kちゃんと女1人と男1人の計3人で飲みに行ったとき。
飲み終わって店を出た頃には終電の時間もとっくに過ぎてて、
これじゃどっかに泊るしかないな~って事で、
仕方なくその辺のラブホに3人で泊ったんですよ。
3人はベッドで川の字のような形で寝ていたんですが、
寝静まってから二時間くらい経った頃、
真中で寝ていた女友達が急にKちゃんを起こして、もの凄い形相で、「早く帰ろう!!」と言うんです。
「はぁ??さっき寝たとこじゃん…」とKちゃんが言うと、その友達は
「お願いだから帰ろうって。理由は後で言うから。どうしても寝たいんならあたし一人で帰るけど…」
みたいな事を何度も言うんです。
その様子が明らかにおかしかったので、仕方なく、隣の男の子も起こしました。
しかしその男の子は、何度起こしても起きないし、泥酔状態でまともに話せる様子ではなかったので、
結局、二人で帰ることになりました。
そして始発時間も近くなったころ、コンビニで時間を潰していたKちゃんの携帯が鳴りました。
相手はホテルに残った男友達。「まだ寝てるはずなのに…」と思いながら電話を出ると、
電話の相手はいきなり
「お前ら何であんな部屋に俺を置き去りにするんだよ!!」と怒鳴ったらしいんです。
すると隣に居た友達は、「あいつも見たんだ…」と。友達はあの部屋で恐ろしいものを見たのです。
喉の乾きで目を覚ました友達が、冷蔵庫の方に行こうと起き上がろうとしたその時、
天井から髪の長い女の人の霊が逆さ吊りのような形でヌッと現れたのです。
その女の人は頭から血を流しているようで、顔中血だらけだったらしいです。
そして何かを訴えるような声が聞こえたらしいのですが、何を言ったのかは解らなかったそうです。
友達の体は金縛りのように硬直して動かすことができず、
そんな状態が一分ほど続き、一瞬フっと目をそらした時、その霊は消えていたそうです。男友達と合流してその日は真っ直ぐ帰路についたのですが、
翌日の昼頃、どうにも気がおさまらない3人は、
責任者に文句を言おうと、またあのホテルに向かいました。
するとそのホテルの周りは警察やパトカーに囲まれていました。
3人は、何があったのか聞くついでに昨日の事で文句を言ってやろうと、
ホテルの入り口前に立っていた責任者の所へ向かいました。
そして「何かあったんですか?うちらも昨日部屋で変なモン見て気分最悪なんだけど」
と言うと、責任者は表情を曇らせ、何を見たのかを聞いてきます。
3人は昨日の状況を説明しました。
するとその責任者は、ますます表情を曇らせ、そしてこう言いました。
「昨夜、×××号室で、女の人が頭をバットで殴られて殺されたらしいんですよ・・・」女の人が殺されたその部屋は、3人が泊っていた部屋のちょうど真上にある部屋だったそうです。
そして殺された時間とほぼ同時刻に、友達は天井から現れる女の霊を見ていました。その話を聞いた瞬間、3人は寒気を感じてすぐにそのホテルの側から去ったそうです。。
ある雪山に助手と撮影に行った。雑誌の仕事だった。
撮影何日か目に助手が怪我をした。
まだ予定枚数撮れてないので、雪山を降りる事は出来ず撮影続行。
助手の怪我は悪化し、何日後かに助手は死亡。
それでも仕事を終えてなかったので山を降りる事が出来ず
泊まっていた山小屋の側に助手を埋め、一人で撮影を続けた。
朝、カメラマンが目を覚ますと何故か助手の死体が横にある。
「埋めたはずなのにな...」とまた助手の死体を埋めて撮影へ。
これが何日も続くので、さすがにおかしいと思い、最終日
自分の寝姿が写る位置で連続写真が撮れるカメラを設置し、寝た。
次の朝、やはり助手の死体は自分の横にあった。そして下山した。
会社に戻ったカメラマンは、昨夜山小屋に設置したカメラのフィルムを
自分で現像した。 そこに写っていたのは、
起き上がり、寝袋から出、山小屋から出、助手の死体を担ぎ、
自分の横に置く、自分の姿だった