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好きなもの。

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舞台自体、劇団四季のアラジン、King&Prince ISLAND、歌舞伎(芸術鑑賞会にて)しか生で見たことがない私が
 初めて自力で取った舞台
【ストーリーオブマイライフ】

もともとアニメが好きで、たまたま見た2.5次元舞台に心惹かれて円盤や配信を見まくった1年。
そこで出逢った推したち。舞台俳優さんは正直、北村諒さん(あんスタ)や荒牧慶彦さん(友達の推し)しか知らなかった自分がこんなに好きになるなんて···沼が深い笑

私の推しは4人います!
橋本祥平さん
牧島輝さん
本田礼生さん
太田基裕さん
恐るべき刀剣乱舞…!!
奇跡的にみなさん刀剣乱舞出演者でした笑

もう推しの良さは語り尽くせないのですが、、、長くなるので今回は観劇したSOMLの話をしたいです!


私は、12月21日 18時公演の太田×牧島ペアの回を観劇しました。

お気づきでしょうか、推し2人が出ている。しかも2人ミュージカル。これは行くしかない。
まず、キャスト先行で申し込みますよね。2人ともFCに入っているので合計6公演申し込みました。
配信を見ることばかりだったのですが、一応舞台チケットの売れ行きとかは気にしてみてましたが、大体当日券が売られているので、確実に行ける日しか申し込みませんでした。ところがどっこい、当たったのは21日の1公演のみ!!!もっと申し込めばよかった😭
一般は学校があったので難しく、Twitterとかの譲渡は難しそうだからやらないので、1公演しか行けません···😭
それでも、この1公演にかける思いは尋常じゃありません。
余談ですが、ジャニーズの舞台は行けるとこ全部申し込んでも1公演入れるかどうかっていう感じなので、それよりは取りやすいかなと思い、少なめにしました😓


生で初舞台俳優を拝むこともあり、ヘアセットをして頂き、早めに会場へ。舞台自体何もかも新鮮で、やっぱり女性のお客さんが多いなぁと感じました。
ジャニーズのコンサートにはよく行くのですが、客層が似ていて若めの方が多かった印象です🤔




早く本題に入れ。すいません。
ここからは壮大な【ネタバレ】⚠️ですので、注意してください🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️加えて1回観劇しただけなので要所要所で間違ってるところあると思います。ご容赦ください🙇‍♂️







~物語の内容~

アルへの弔辞で苦悩するトム。書き出しから先が書けない。彼を賞賛しよう?自分を語る?事実を述べる?必要なものはそうじゃない。僕は彼について知らないんだ…。

すると、心の中のアルが助けに来る。

「君の知っている僕を書けばいい」

アルとトム2人の物語を見ていこうと。


アルの母親は6歳の時に他界。目いっぱいの愛を持って育てられたアルは母親が恋しい。『素晴らしき哉、人生』のクラレンスを母親が好きだった、ローブは母親の大切なもの。小学校に上がると仮装パーティーがあり、その時にクラレンスの仮装をした。みんなが分からない中、アルとトムだけはわかっていた。そこで教員(ミセスレミントン)の計らいから2人は友達になった。ミセスレミントンはアルにとって特別な人。アルのことを認めてくれる人。


2人の隠れ家はアルの家の本屋【作家の立ち往生】。アルの父は客が求めている本を提供することが出来る特殊な才能を持っていた。アルはクリスマス?誕生日?にトムのために本をあげることを決意。(トムはプラモデルでもいいんだよ?と)しかし、なかなか見つからない。2人は神?に祈る。するとトムソーヤの冒険がみつかる。トムは前書きが好き。トムは思う、こんな本がかけるなんて、かっこいいなぁ、、、


アルの好きなレミントンが死ぬ。葬儀場に忍び込んだ2人。天国はディズニーランドのような場所とアルは思う。本当に好きな教員だったからこそ、純粋な目で人を思い、弔うことのできたアル。そこでトムと弔辞の約束をする。死んだ方に弔辞を書くと。弔辞は死んだ後に良いことを言ってくれるものだという。トムは暗さや死体の怖さから生返事をするが、アルは本気。2人の最初の約束。


2人は高校生に。いつまでも蝶々(ピラピラ虫)を追いかけるアルを心配したトムは、普通にしろ、目立つなと忠告。しかし、アルは学校に母親のローブを持っていった日、いじめっ子にいじめられる。トムは必死で止めたが、ローブは滝の中へ。アルは小さなことは覚えているのに、母親との思い出は消えていくと実感する。


大学進学のための短編小説をアルに見せるトム。その小説は【バタフライ】。アルは楽しそうに聴いていたが、途中で死んだような悲しい目に。トムが街から居なくなることが寂しいが、彼の才能を称え、彼の背中を押した。2人の最初のさよなら。


大学が都会であり、課題が忙しいため帰省する頻度が減るトム。クリスマスはアルに会いに帰省した。重要な課題があったので集中したかったが、アルのペースへ引き込まれる。結局2人で楽しく雪合戦、スノーエンジェルづくり。まるで雪の中の2人の天使👼。トムはアルとの思い出が全ての素敵な物語に繋がっているのはまだ知らない。


大学卒業後、月日は流れ、トムはサラという女性と付き合う。アルは気に入らない様子。ただでさえ仕事でトムを奪われてるのに、心も奪われるなんて···。それでも、トムのことは応援している。


ベストセラーを生み出す短編小説家になるトム父親の容態が悪くなり、店の経営を行う負担が増えたアル。アルの書類の手伝いに来るトムだが、大人になってしまったように感じるアルは寂しさを覚える。枝を飛ばし合う2人だが、トムは滝にちゃんと落ちていくのに対し、アルは岩に引っかかる。アルの髪を撫で慰めるトムだが、アルがトムの首にキスをする。


アルからの電話で彼を都会に来ることを容認する。全ての手配を済ませ、アルも街を出れることにウキウキ【独立記念日】。しかし、トムは焦っていた。サラとの婚約をしたことを言っていない、サラにアルが来ることを言っていない、仕事が山積みだから。そして、アルに「来るな!」と言ってしまう。タイミングが悪いだけと言うトムに傷つくアル。加えてサラとの婚約を延期し、お金と名誉のために仕事に集中するトム。全てをまっさらにした方が集中できることを知っていたアルはトムを応援する。


仕事に追われるトムはアルからのクリスマスカードにすら気づかない。気づいていてもそれどころでは無い。心に余裕がもてなくなっていった。スランプに陥ったが、書いていたのは【雪の中の天使】


そんな中、アルの父が亡くなる。父の弔辞を書いてと頼まれ、トムは悩みながら書くがどこかの詩の引用であった。アルはトムの言葉が聞きたかったとし、自分で弔辞を読むことに。トムはその様子をこっそり見ていた。どうせ無理だろう、自分にもできなかったのだから。しかし、アルは父との思い出を楽しそうに話した。いい物語だった。そこでトムは気づく、才能があったのは自分じゃない。アルだということに。そして、アルと会ったのは皮肉にもこの日が最後となってしまった。


アルの物語は終わった。しかし、弔辞は完成していない。アルにトムは尋ねる。なぜ川で凍って死んでいたのか、飛び降りたのか?しかし、アルはその場にいなかったトムには伝えられないと答える。それは、今話しているアルはトムの心の中のアルだから。そして、今後は疑問だけが残ると。なぜ、街を出なかったのか、店を売らなかったのか、なぜトムの友達を続けていたのか。


物語はトムから湧いてきたものじゃない、2人の過ごした時間が紡がれただけ。物語は誰もが持っている思い出の中に眠っている。思い出は忘れていく、それでも書かれた物語は残り続ける。アルはトムの物語の中で生き続ける。これは2人の物語。

なんか最後の方大事な部分なのに、記憶がぶっ飛んでいます笑




こんな感じ?だった気がします。

とりあえず話が切ないよ。



〜感想〜

※すごく私情を挟みます。


初っ端の牧島トムのトレンチとハットは破壊力高すぎた。背高!脚長!細!白!顔綺麗!肌綺麗!供給過多でしたね。

最初こそ姿に驚愕したんですが、第一声から会場の空気変わりましたね。物語に引き込まれました。

喋りや歌の第一声目が特に素晴らしい方なので、凄いなって身をもって実感しました✨


そして、弔辞に悩むトムの元へアルが現れます。現れたもつアル👼マジで天使。服は人間寄りなのに、すごく天使の羽が見えました。キラキラしてた🌟太田さんも凄く顔が小さかったし、白かった!



最初の方は2人の可愛らしい幼少期を見れて微笑ましかったです。

同時に、

自分はアルのように独自の世界を絶対に崩さないという意思はありませんでした。でもトムのように社会に絶対に順応しようとも思わなかったし、個性的な子を認め、気にかける強さもなかったと感じました。


物語の前半はアルの天真爛漫なところ、家族への思いやトムとアル2人の小さな冒険、約束がメインに描かれていた気がします。


トムが弔辞を書けないことに対してアルが助言していくので、所々で「書いて」と催促するところが、普段の太田さんと牧島くんが透けて見えてるようで特に可愛かったなぁ。あと、ウィ(*•̀ᴗ•́*)👍って2人で合図したり、とにかく2人で行動してるところが可愛すぎた!

トムソーヤの冒険の本をアルが選んで貰うところの牧島くんのジャンプ力はビックリしました😲


そして、2人とも幼少期の演技かわいすぎ!アルは童心を大人になっても割と持ち続けていますが、トムはアルに振り回されていて、特にピュア!って感じました!声色も高めで、表情もクルクル変わって…

表情管理凄すぎ!って思いました。

また、牧島くんが太田さんと芝居ができて心底楽しいって思ってるんだなぁとも感じました☺️


高校生になって普通にしろ!とアルに忠告するトムですが、蝶々を追いかけるアル。その様子をイライラしながらも見守るトム。変わって大人な雑誌に目を向けたアルに喜ぶトムでしたが、一転、イモムシを見つけただけ。こんなに人の事で一喜一憂できるトムって本当にアルのことを大切にしてるんだなって思いました。

いじめっ子からアルを守る姿も、いつもは目立つな!っていうトムですが、いじめっ子に強気に対抗します。社会に順応しようと面倒になりそうなことはいつもはしないのに、アルのために立ち上がる姿は勇ましかったです😭


そんな2人の大きな別れ目となるトムの大学受験。

トムは自信の書いた短編小説を駄作と言うが、アルには凄く美しく聞こえたのだと思います。でも、同時にこれを認めたら、トムが遠くへ行ってしまう。アンビバレントな感情に動揺し、無になってしまうアル。

ここの牧トムの【バタフライ】🦋は感情がひしひしと伝わっていて、自信なさげな小説に見えなかった笑(いい意味で笑)キーもすごくあってて、伸び伸びしてたなぁ!SOMLの感想エゴサしてても、ここの歌唱シーンがよく挙がっていたので納得でした!また、もつアルの表情変わりすぎでしょ!ってくらい絶望の表情凄かった笑 牧トム見てたから、ふと見たらいつの間にか無になってた😂明るく背中を押しているのに、寂しさを感じる言い方はさすがですね👏


大学時代に帰省した時の2人の雪合戦⛄️

本気の大人の雪合戦と化してましたね笑2人で本当に楽しそうに遊んでいる姿は、実際に仲のいい2人だからできる空気感なのかなって感じました😊地べたで大の字になるシーンは前の人が被っててよく見えなかったけど、多分めちゃくちゃ可愛いと思う🥰

雪遊び前に課題があるから!とトムはアルに言います。それでも遊ぼうというアル。アルはトムがいるだけで嬉しい、そんなアルを見るトムも満更ではない感じがして可愛い☺️雪が上から降ってくる演出は綺麗で、美しかったぁ、、、2人とも寒さを演出するために手を温める演技していて細かいなぁ!って思いました!


都会に出てから考え方や環境が大きく異なる2人。すれ違いが切ないよ。アルはトムに首キスをするのですが、首キスの意味は《独占したい》。作家という職に加えて、トムの彼女のサラに取られるのが嫌だったからかも?と感じました。

面白い考察で、アルはトランスジェンダーだったのでは?と言うものを見ました。思い当たる節としては、幼少期に弔辞を書くことを約束した時、アルはトムに愛することを誓わせていました。トムは「君は女の子なの?」と聞いていましたが、満更でもないアルの様子が目に付きました。また、大人な雑誌に興味のないむしろ嫌がっていた様子からもしかしたらそうなのかもなって思いました。他にも、久しぶりに再開する2人のハグの時、離れたあとの牧トムの腰にずっと触れてるもつアル。そこからももしや···!?と思ってました。

 

アルもサラも大切にしたいトムは選べなかった。でも、結局2人とも傷つけてしまった。この時のトムの年齢は分からないのですが、若くして婚約したのかな?牧トムの焦りは若者の余裕のなさ特有のものに見えて、すごく親近感が湧きました。大切なものって気づいた時には失っているんですよね。

その後、賞賛とお金のために仕事に励むトム。そのころのサラとはその後どうなったのか描かれていません。アルは誤解が解けて、トムを応援しています。しかし、トムはスランプに。アルはクリスマスカードを送ります。しかし、気にも留めないトム。アルの世界にはトムがずっと居たけど、その時のトムの世界にはアルが心の奥にしまわれていたのかも知れません。

スランプ中、心の中のアルがトムを賞賛するのです。「君は凄い」と。しかし、皮肉っぽくも聞こえました。本当のアルは本気で思っていたのかもしれないけれど、トムが作り出したアルなので、心の奥でトムは自分自身が気に食わなかったのでしょう。世間から完璧を求められている自分が完璧ではないことに、腹を立てていたのかもしれません。


同時期にアルの父が死んでしまい、アルから頼まれトムが弔辞を読むことに。場面ごとにここのシーンは3回出てきますが、1つ1つ全然違うアプローチに。最初は???って思ってましたが、仕事もプライベートも上手くいっていないトムが良い弔辞をかけるはずがありませんでした。また、トムの中では弔辞は《死者への最大の賛辞を贈るもの》だと思っていました。←これは葬儀場に忍び込んだ時も言っています。

最大の賛辞のために、トムが認める詩の一説を弔辞に書きます。しかし、アルにとって弔辞とは《死者との思い出に寄り添い、共有するもの》であったので意に沿うものではありませんでした。

話を作る職に就いている自分をアルに否定されたことや社会に順応しようとしなかったアルがいい話をできるはずがないと思うトム。この時、トムはアルに腹を立てていたのでは無く、アルに正論を言われ、話を生み出すことをしなかった自分に腹が立ったのもあったのではないかと感じました。

アルの弔辞を聞くと、拙くても凄く良い。自分に才能があるんじゃない、アルに才能があったんだと悟るトム。今までの小説のタイトルからアルとの思い出から作られた話であると感じるトム。追い打ちをかけるアルだが、これはトムの心の中のアル。

トムは自分の物語がアルとの時間が作り出したものであると気づきながら、自分の才能に自信がなくなるのが怖かった。だからこそ無意識にアルを避け、アルがいなくても出来るという自分を証明したかったのかなと感じます。

牧トムを見ていると自分にイライラしているように見えたのですが、平方さんの方は違うんですかね?

そんな苦しむ牧トムを大きな包容力で諭すもつアル。

この時は親友ではなく親子のように見えました。

これは歳が9歳離れているからこそ、見えるものなのかなとか考えちゃいました。そして、アルに諭された時の牧トムの綺麗な涙😭涙を流す瞬間を抑えることは出来なかったのですが、照明によって涙がキラキラ反射していました。顔に汗をかかない体質の牧トムだからできる芸術でしたね😂すごく綺麗でした。


最後の【雪の中の天使】👼は圧巻でした。2人ともユニゾンが心地よい。やっぱり歌上手いなぁって思いました。2.5次元では突出して上手い2人ですが、2人のデュエットは聞いたこと無かったので、相性どうだろ?って思ってましたが、

・ミュージカル独特の発声をして、突き抜けた独自の綺麗な声質を持つ太田さん

・人の心に訴えかけるような表現力と包み込むような声質の牧島くん

の相性は抜群でした!


最後のトム→アルへの首キスはアルの行為に対する答えなのかなって感じました。2人の雰囲気から牧トムはずっともつアルに囚われて生きていくような感じがしました。

最初の弔辞が思いつかない場面では、そこまで深く傷が抉られていなかった、というか、死の受容段階の【否定】だったのかもしれませんね。

アルはトムに一生消せない2人の物語という傷をつけて、独占したのかもしれないともとれる最後。



全部に共通してるのが、実際の2人はもしかしたらトムがアルを先導していた部分もあるのかもしれないですが(特に高校生くらいから)、この2人はずっとアルが先導しているような感じがしました。牧トムは時が経っても子供の心を忘れていなかったように感じます。目いっぱい色んなことに追われて、大切なものが何かを分からなくなってしまった。そんな自分に腹が立つ。それは誰にでも起こることだと思います。


確かに美しい友情物語ですが、そこには多くの情が隠れていて、これでもか!ってほど詰め込まれていました。家族愛、友情、恋人、仕事、社会への順応、自由。優先順位は、人それぞれですが自分にとって大切なものを見落とさないで生きていきたいと思いました。



最後に、Wカテコ、スタオベできてよかった🤗




再演切に希望!そして、円盤希望!無理でもCD希望!


本当に最高でした