阿佐ヶ谷にて。「ミステリ劇場へ、ようこそ。【2014】」特集。60年、大映東京。
無名の監督、65分というビミョーなランニング・タイム、いま現在から見て、ほぼノンスタア、かろうじて名前が残っているのは高松英郎くらいか。
こういう超ジミ映画を混ぜてくれるラピュタは、ホントウにありがたい。
『襲われた手術室』1960年(S35)/大映東京/白黒/65分 <ラピュタ阿佐ヶ谷HPより>
■監督:阿部毅/原案:竜井謙太/脚本:下飯坂菊馬、田坂啓/撮影:宗川信夫/美術:山口煕/音楽:池野成
■出演:友田輝、浜田ゆう子、倉田マユミ、三保まりこ、高松英郎、藤山浩一、土方孝哉、町田博子
とある外科医院に逃亡中の強盗三人組が逃げこんだ。そこへ急病の少年が──。深夜の手術室、凶悪ギャングの拳銃を背に、幼い命は救えるか?!緊張と恐怖の極限に追いこまれた青年医師とその恋人の奮闘を描く異色篇。
大映らしい、小ぶりなサスペンス。水準作だが、見ているあいだは楽しい。
安心の職人技が光る、安心の定食屋の、日替わりB定食。
見明凡太朗院長(ちょっとしか出てこない)が留守の小医院の、若い先生カップル(スタアオーラのまったくない友田輝、浜田ゆう子)が、高松英郎ら三人の殺人強盗の、逃げ場に利用される。
かの、存在そのものが不審者女優・倉田マユミが、今回は有能な婦長で、職業に徹した役で、頼もしい。
もっとも事件が解決した後の、全員笑顔で、彼女の笑顔のみ、やや不自然(笑)。
この時期の大映で、悪役か刑事役のどっちかしかない高松英郎は、刑事役では能吏だが、悪役では、いつも中途半端。本作でも、妙に観念しちゃって、仲間の藤山浩一を、裏切ってしまう。
悪役なのに、悪に徹しきれない生ぬるさが、いつもの高松英郎。
いつもチャらい、にやけ顔の藤山浩一が、あごひげを生やしてワイルドに。いい。
医院に固定電話が一本で2台。受付と手術室に切り替えスイッチあり。この時代めいた小道具による、小サスペンスが楽しい。
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