湊偲(そうし)と申します。
FtM医学生と名乗っていますが、まだ高校3年です。
推薦入試で合格をいただき、春から某国公立大医学部で学ぶことになりました。
そもそも僕が医学部を目指したきっかけは、18トリソミーという染色体異常の病気で生後3ヶ月亡くなった姉の存在でした。姉が亡くなったのは僕が生まれるより前の話ですが、物心がついたときから我が家には当たり前に彼女の存在があり、僕が彼女を深く愛し、慕うようになるのは必然でした。
しかし、成長するにつれ、感じてしまう。
姉さんの生きた夏を、家族の中で僕だけが共有していない負い目。父と母の心に根付く深い悲しみ。
姉が今も元気でいたなら、僕はきっと生まれてこなかったかもしれないという思い。
拗らせシスコンです。
こういった思いを全部抱えたまま、姉と生きていくため、そして僕自身が姉の生きた証となるため、新生児科の医師になろうと決意しました。医学部で学びながら、姉に対する思い、18トリソミーの医療についてもこのブログで触れていけたらと思っています。
ところで、FtMという言葉はご存知でしょうか。Famale to Male,すなわちトランスジェンダー男性を意味する言葉です。
僕の体は女ですが、中身は健全なDKです。未診断・未治療ですが、大学入学にあたって、これから移行を進めていく予定です。
現在は大学側に、通称名使用等の配慮をお願いするメールを送ったりしています。僕自身情報収集の際に、先輩方のブログにお世話になったので、そちらについてもここで記録していこうと考えています。
18っこのご家族の方、FtMに限らずセクマイの方とつながることができたら嬉しいです。以上、長くなりましたが自己紹介でした。