皆様お元気でしょうか…。
私は、子供①の入学、子供②の入園、そして仕事の山場が重なり、
白目をむきながら毎日生きておりました。
そんななか、お誘いいただいたロミオとジュリエット。
限界社畜サラリーウーマンには厳しい、ド平日。
いけるか?いけるか?と最後まで心配になりましたが、
緊急事態宣言の延長期間、東京宝塚劇場も再開したタイミングで観てきました。
以下、
特定のご贔屓がいない今、完全に「ライトなヅカファン」になった私の心の声です。
例のごとく長文、辛口も含みます。
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「こっちゃん、歌うますぎワロタwww」
ロミオ(礼真琴)
歌:★★★★★+α
うまいうまいとは聞いてたし観てたけど、ここまでとは…
♪僕は怖い♪の、自由演技のところ(アーーーアーアーって好きに?歌うところ)、
「え、こんな曲だったっけ?」と軽く笑いました。うますぎて。
あの瞬間、こっちゃんリサイタルに来ちゃった?って思いました。(全力で褒めてる)
出ずっぱり、歌いっぱなし、最初から最後まで踊ってても寝転んでても完璧に、
なんなら後半にさらにパワフルに歌い上げる姿、、、
衣装:★☆☆☆☆
いくらカツラがイマイチでも、衣装がワークマンでも
演技:★★★★★
若さゆえの過ち全開な、未熟で子供から大人に変わろうとしている青年
「こっちゃん、あんたが、優勝。文句言うやつ、私がまとめて退治してやる」
というくらい良かったです。。
ロミオって、若さが大事だよね。
あれこれ考えないで動いちゃう、それでいろんな不幸を招く。
若さが強調されると、物語の納得性が増します…
「ひっとん、演技こんなに上手だったのね…恐ろしい子!」
ジュリエット(舞空瞳)
演技:★★★★★+α
お披露目公演も見て、見た目最高だし、バキバキに踊るし、歌も普通に歌えるし
と思ってましたが、今回は、演技がとてもよかった…!
「若い…まぶしい」
衣装:★☆☆☆☆
二人が出会うときのバルーンスカート、
私が大学2年生くらいの時に流行ったデザインですよ?
足太く見えるし、全然かわいくないんだけど(怒)
ひっとんのきゃわきゃわなポテンシャル活かす衣装たのむぜマジで。
韓国アイドル張りにタイトなミニスカにして、足見せて…?
「俺たちの王は、俺たちなんだ!」
コロナ禍で、学校に行けなかったり、存分に青春を謳歌できない若者、
そのくせ一部の大人は会合やパーティーにいそしむ…
いやはや、昨今の若者の置かれている不遇な状況を想うと、
この歌もジンときましたよ。
マーキューシオ(極美慎)
★☆☆☆☆
かっこいいし若いからぴったりなんだけど、いかんせん、お歌というか発声が厳しいのぅ。
ちょっとカチャに見えたりして。。。
声も似ている。
青軍団では…
ベンヴォーリオ(瀬央ゆりあ)
★★★★☆
が、どんどんかっこよくて渋くなって、最高ー!
かっこよくて、えーん、って感じです。
短髪似合う男役ランキング、TOP3に入るんじゃないの?
声が渋いんだよねー。メイクも大人っぽく仕上げてて、未涼亜希さん思い出しちゃいました。
学年重ねた男役がやる最高の役どころよね。
赤軍団の頭は…
「濃い、濃いぞ、、、これは…」
ティボルト(愛月ひかる) ※山里亮太さんが沼落ちしたそうでw
★★☆☆☆→★★★★☆(ショー込み)
真ん中二人がうますぎるからか?
愛ちゃん、歌唱はきつそうだなぁ、、、とか思っちゃうんだけど、
ねっとりしてて、スターとしての貫禄?存在感がすごいのよ。
それはそれで、ロミオの敵としてすごく良くできていたような気がして。
そして、小池先生お決まりの最後のせり上がりからのテーマ曲。
立派な2番手スターだったわ。。。
歌うまキラキラスターだけじゃつまらない、
個性派スターがいるからこそ宝塚っておもしろいよなぁ、、、と妙に感動してしまいました。
「うーん、これは…」
キャピュレットとモンタギューのご婦人とお父さん
まとめて★☆☆☆☆
オジサン・おばさん役者をしっかり育てるべきだと思いますね、、劇団は。
前も星組観た時に同じこと思ったけど…
おどろおどろしく、「憎しみ!憎しみ!」って歌ってほしいのよね、、
音がちゃんと取れてなくて、結構聞きながら不安になってしまいました…。
「物語は、死と愛、それがすべてよね」
小池先生はさすがだよなーと思って、見てました。
死と愛の擬人化、これがロミジュリの成功の最大のポイントだよね。
私は、真風さんの死が大好きなので、
それと比べると、Aパターンの死は迫力に欠けるというか、存在感薄目。
誰がやってるのーくらいに思いながら見ていたのですが
天華えまくんか。
ちょっと合わなかったかもね、持ち味と。
「ロミジュリと言えば、この御方…!スライディング土下座」
ロレンス神父(英真 なおき)
★★★★★
よく考えれば、この人の詰めが甘い(ロミオへの伝言、確実に伝えろや)のが
この悲劇のすべての原因な気もしてくるんですが、
聖職者らしい、温かさがある、すばらしいロレンス神父。
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ロミジュリ、死ぬほど見てきて(映像だけど)
結末まで全部知っていて、だからこそ?
1幕最後のエメが泣ける泣ける…
自然と、ぽろっとさ。涙が流れるのよね。
「あぁああ、この二人に、幸あれ…!!!!!(死ぬけど!)」
って
宝塚歌劇団も今は試練の時、
生徒さんも、中止のリスク、自分の体調管理、本当にストレスがすごいと思う。
でも、ロミオとジュリエット見て、限界サラリーウーマンはさ、
本当に元気出たよ。
ありがたいよ、若者が頑張る姿、尊いよ。
日比谷方面に今日も手を合わせて、仕事してます。
頑張れ宝塚歌劇団!