大沼紀子  真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ | バステトの本ブログ

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本はネタバレしまくりなのでご注意を☆好きな作家は恩田陸、五條瑛、柴田よしき、今野敏、三浦しをん、よしながふみ、伊坂幸太郎、北村薫

風邪の完治まで思った以上に手こずっておりますが、今日は朝から少しだけ調子が良い気がします。昨日は久しぶりに固形物も食べたし、もうちょっとで回復するんじゃなかろうか!
昨日は帰宅後すぐにお風呂に入って寝てしまおうと思っていたのですが、母親の
「そんなんじゃまた痩せて頬の肉がなくなっちゃうよ?」 という恐怖の言葉につられてなんとか夕食を飲み下した次第であります。

灼熱の夏が戻ってくる前にどうにか本調子に戻したいものです!!

真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ 大沼 紀子著 (ポプラ文庫) 『真夜中のパン屋さん -午前0時のレシピ-』
 あらすじ:東京・三軒茶屋に、真夜中しか開かないパン屋がオープン。次々と都会のはぐれ者たちが集まり、事件を起こす!
都会の片隅に真夜中にだけ開く不思議なパン屋さんがあった。オーナーの暮林、パン職人の弘基、居候女子高生の希実は、可愛いお客様による焼きたてパン万引事件に端を発した、失綜騒動へと巻き込まれていく…。期待の新鋭が描く、ほろ苦さと甘酸っぱさに心が満ちる物語。



 らぴさんのブログで紹介されていたこちらの本、面白そうだったので本屋で探していたところ地元の本屋さんで平積みされていましたよ♪フランスまでの長~い機内で読みました。ただ途中で暗くなっちゃったのと(自分のところだけ照らす電気のボタンが分からず)、読んでいるうちにいつのまにか寝こけてしまっていた・・・ということを繰り返していたので内容がちょっぴり自信がないわね。

ハジメマシテの作家さんです☆

 内容としては、自分勝手の母親を持つ高校生の希実。ある朝起きてみると母親の家財道具が一切なく、置き手紙のみ。途方にくれる希実だったが、母親の手紙に書いてある希実の姉 という人の元へと向かう。そこはオーナーで希実の姉の旦那さんの暮林、ハンサムパン職人の弘基の二人で切り盛りする真夜中にだけ開くパン屋さん。希実の姉という人は既に亡くなっていたが、暮林の好意でパン屋の二階に住まわせてもらうことに。

 真夜中にだけあくパン屋さんには都会のはぐれモノが集まり、時には事件に巻き込まれたりしながらも最初はひねくれにひねくれていた希実も少し素直になったような(?)
実際にはひねくれまくってるけど、それを受け入れてくれる暮林や弘基もいるし、自分よりもさらにひねくれ&変わり者とも接することによって少し周りが見えて成長していきますよ希実ちゃん。

 短篇形式になっていて、章ごとに中心人物が変わるのですが、前の章で何考えているのか分からなかった人物の内側を知れるのも楽しかったです。

 ラストは弘基と暮林の関係も明らかになりますしね!!

 これシリーズ化してくれないかしらね!?真夜中に開くパン屋さん。私も行ってみたいなー