ステファニー・メイヤー著 トワイライト | バステトの本ブログ

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本はネタバレしまくりなのでご注意を☆好きな作家は恩田陸、五條瑛、柴田よしき、今野敏、三浦しをん、よしながふみ、伊坂幸太郎、北村薫

大学時代の友人がハマり、同期がごり押しするので渋々読み始めた私が滅多に読まない恋愛小説。
 甘かった!完敗だ!!猛烈に面白い☆

トワイライト上巻 トワイライト上巻 > ステファニー・メイヤー<訳:小原亜美> (ヴィレッジブックス) 『トワイライト(上)』
 内容:「きみは自分のことがぜんぜん見えていない。きみはこれまで会った誰とも違うんだ」ハチミツ色の瞳、シルクのような声、彫刻のような横顔…雨と霧の街フォークスで出会った美少年エドワードは、他とは違う空気をまとっていた。なぜかベラだけをにらみつけ、避けようとするエドワード。そこには、彼にしかわからない秘密が隠されていた。土地に伝わる“冷人族”の伝説、狼を守り神とするインディアンの掟…。禁断の恋におちたベラとエドワードの切なく甘い運命が動きはじめる。全米500万部の究極のヴァンパイア・ロマンス「トワイライト」、待望の文庫化。


ステファニー・メイヤー<訳:小原亜美> (ヴィレッジブックス) 『トワイライト(下)』
 内容:「足かせを持っておいで、ぼくはきみの囚人になろう」ゴールドの瞳の美少年エドワードは、哀しい過去を秘めたヴァンパイアだった。永遠の命を持つエドワードにとって、ベラはやっと見つけた運命の相手だったのだ。こんなあたしが彼を救えるの?あなたの孤独を埋められるのはあたしだけなの?それぞれの思いに戸惑いながらも、どうしようもなく惹かれ合うふたり。ベラを狙う凶悪なヴァンパイアを敵にまわし、引き返せない運命の恋がはじまった。甘く切ないセリフの連続に血が熱くなる、吸血鬼ラブ・ストーリーの決定版。


 面白い、というには少々語弊があるのかも・・・しかし一時期ハーレクィーン小説を爆笑しながら読んでいた私としては”面白い!!”と思えてしまう。。
 何度電車の中で肩をふるわせタオルで顔を覆ったことか(笑いを堪えるため)。勉強しなきゃなのに自分の部屋で何度笑いを炸裂させたか!!今でも思い出すと笑いがこみ上げてきちゃう困った作品なのです(笑)

 え~っとですね。内容は真面目っていうか主人公同士は真剣なんですよ。なにしろ吸血鬼(男)と人間(女)の恋ですから悩み、苦しむわけですね。
 だけどこの二人ったら読み手がドン引きするくらいの盲目的な恋のしかたなのですよ。

 このブログを読んでいる方の中には「あぁこの女(私)は真実の愛を知らないんだわ。愛する人が出来たらエドワードとベラの気持ちが分かるってもんよ」
 と思われているかもしれません。
 えぇ、まぁ私はきっと本当の恋を知らないのでしょう。こんなにトンチンカンな二人の気持ちは理解できませんもの。

・・・はなしが逸れました。
 え~っとですね。作者は狙ってるのか真面目なのか、要所要所もすっごく面白いんですよ☆私は映画では観ていないのですが、下巻でカレン兄弟(エドワードの名字でみんな養子)が雷の日に野球をするシーンがあるんですが、この野球のシーンが最高にアグレッシブで面白くって私は何度目かの笑いを炸裂させてしまいました。

 その他にもベラやエドワードのクラスメートでベラを好きな男の子達のアタックぶりも凄まじいし、二部への(たしか四部まで続くらしい)附箋となるジェイブの登場とか!!

あとはやっぱりエドワードとベラの会話が猛烈に面白い☆
上巻の最後の方でおずおずと距離を縮め、下巻で一気にヒートアップするエドワードとベラ。
エドワードが「君は本当に僕が君を想っているよりも君が僕を想っている気持ちの方が大きいって、本気で思っているのか?」と言えばベラだって「当たり前じゃない!あなたが私を想う気持ちの方が大きいなんてことあるわけないわよ」

僕の方が、いいえ私の方が!! の応戦の嵐。

後半にやっとお互いに「愛してるよ」と言えるようになると文章の最後には必ずといって良いほど「愛しているよ」が付くし!!

「二部ではエドワードの登場があまりなくて、ほとんどがベラの妄想で占められてるよ」と言いながら今日会社の同期が二部の上巻を貸してくれました。
同期ったら自分が読んじゃったもんだから内容どんどんしゃべっちゃって、むしろもう私二部読まなくても話しが大体掴めてしまった。。

 トワイライト! オススメです☆

 DVD出たらレンタルする気満々の自分がイヤだ(><)