教育委員会から出された「拠点校部活動」の方針を読んで、
まず感じたのは、「方向性は分かるけど、判断材料が足りない」ということだった。
方針は分かる。でも、判断材料がない
生徒数の減少や部員不足で、
学校単位の部活動が成り立たなくなってきている。
だから部活動を拠点校に集約する。
その考え方自体は、現実的な対応なんだと思う。
ただ、
何人いれば成立なのか
どの学校が拠点校になるのか
どの部が対象になるのか
といった具体的な基準がほとんど示されていない。
保護者としては、
「協力してください」と言われても、
何を前提に準備すればいいのかが分からないのが正直なところだ。
「拠点校」とは何なのかが見えない
さらに気になるのは、
「拠点校」と呼ぶ割に、何をもって拠点とするのかが見えない点だ。
人数の少ない学校同士をまとめて
「拠点校」とするのであれば、
それは“強化”というより
延命や統合に近い仕組みに感じてしまう。
本来、拠点校という言葉から想像するのは、
環境が整っていて、
指導が充実していて、
「より良い場所に集まれる」イメージのはずだ。
もし実態が
「弱っている部を寄せ集めただけ」
になるのだとしたら、
子どもにとって本当にプラスになるのかは疑問が残る。
整理
- 方針は示された
- でも基準(人数・対象・拠点校の定義)が見えない
- 言葉の「拠点」と実態がズレて見える
自由がないなら、制度の意味が薄い
もう一つ引っかかるのは、
自由度の低さだ。
制度として拠点校を作るのであれば、
子どもや家庭が
「より活動できる環境を選べる」
仕組みである方が自然だと思う。
実際、
クラブチームと学校を両立している生徒がいる前例もあるし、
競技によっては外部活動が認められている現状もある。
それなのに、
「学校に部があるから移れない」
「指定された場所以外は選べない」
という運用になるのであれば、
制度の意味はかなり限定的になると感じる。
「形」より「経験」を優先したい
今の学校の部活動が、
活動日数や試合機会が少なく、
十分な経験を積めない状態であるなら、
親としては
「形だけの部活」よりも「実際に活動できる環境」
を選びたいと思うのが自然だと思う。
もちろん、子どもの意向は大切にしたい。
ただ、
環境を選べる制度が用意されているなら、その選択肢を使いたい
という気持ちもある。
学校の都合や制度の都合よりも、
子どもがどれだけ経験を積めるか、
どれだけ成長の機会を持てるか、
そこを優先できる仕組みであってほしい。
拠点校制度が、
「学校の事情を整理する仕組み」で終わるのか、
「子どもがより良い環境を選べる仕組み」になるのか。
その違いは、
子どもにとってかなり大きい気がしている。
拠点校って、結局、
子どもが動ける自由を増やすものなのか。
それとも、学校側の都合を整理するためのものなのか。
うちの子にとって、どっちになるんだろう。