また1人
女を不幸にするかな


あたしはあの人の愛人になった。

決して届かない想いが
あたしを綺麗にする。


あの人に
大切にされたい


その気持ちが
生きてること
実感させてくれる。


いつでも会える訳じゃない。

そのもどかしさが
あたしを掻き立てる


ねぇ、あなたは知らないでしょ?


あたし、結構
苦しい。


でも、あなたを好きになった罰だよね。


軽い気持ちで近づくんじゃなかった。


こんなに苦しいなら
あなたに愛されなきゃ良かった。


あなたのいない部屋は
虚無感でいっぱいだよ。


愛人っていう
位置付けが
あたしを苦しめる。


今度の人は
町も歩けない。


会うときには
付き添いが来る。


あたしはそいつと町を歩いて、あなたの背中を痛いほど見つめる


二人きりになれた瞬間

動くよね、我慢してた気持ち。


こんなに好きになるなら、あなたを好きにならなきゃよかった


もう忘れられない。


愛人は、自分が努力しなきゃ簡単に捨てられてしまう。


だからあたしは
そうやって綺麗になっていく。


今までもそうしてきた。


この先もずっと
誰かの大切な人を泣かせ続けるのかなぁ。


あなたがあたしに使うお金と同じくらい


あたしもあなたに心を削る。


そうやってボロボロになるまで自分を磨いて


今のあたしを作ってきた。


大切なものなんか
もう無い。


大切な人の幸せだけが
あたしの幸せ。


だから
あたしはいくら傷ついても構わない。



遠い昔

そんな生き方は捨てたつもりだから。



あたしは
百面相


自分が分からなくても平気


そんなもの
無いから。



好きな人がどんどん増えていく。


きっとこれは
気の迷い。



だよね、。
人のために
生きたい


そう思うけど
毎日が自分との戦い


あたしは
ただ疲れてんのかな


眠れない。
起きれない、


今夜も眠れない


好きな場所は
非常階段


じっとしてるだけ
なにからも
追われない。


ただじっと下を見下ろすだけ


町に灯りがあるのを
高いとこから
確認するだけ



人が町にいるのを
みたいだけ



自由な気持ちになれるから空を見るだけ


なにもしたくない



眠れない



さよならしたい 



衝動がほしい


大切な人でさえ
信じられない



被害者意識が洗脳



ただの妄想なのか


現実なのか



わからない




とにかく消えたい




おわらせたい



さよならしたい
傲りは、いらない
誇りもと.