この言葉、本当に嫌いです。
子どものうちは確かに『どうせ続くかわからない』んです。
だけど、それは親に続けさせようという覚悟がないから出てくるセリフだとも言えると思う。
とあるリサイクルショップで聞いたピアノを習わせている若いお母さんと店員さんの会話。
『すみません、子どもがピアノを習い始めたので家の練習用に買いたいんですけど、コレとかどうですか?』
「これはMIDIキーボードって言って、単独では音が出ないやつですよ。」
『じゃあこれは?』
「これはFM音源のシンセサイザーなので、ピアノっぽい音は出るかもしれませんが、ピアノの音は出ませんよ。」
『どれならいいですか?』
「こちらの電子ピアノはいかがでしょうか。キーのタッチもキーボードに比べて重たいので、オススメです。軽いタッチの鍵盤で家で練習しても、教室のピアノはキーが重たいですから、家での成果があまり出ず、お子さんのモチベーションにも影響が出ると思います。」
リサイクルショップにしてはまともな事を言う店員さんもいたもんだ。
しかしそこで、炸裂する例のセリフ。
『どうせ続くかわからないから、そんなに大きなのは置けないし、必要ないです。』
お母さん、あなた何のためにピアノを子どもにやらせているの?
楽器練習のモチベーションは自分が上手くなっているという実感がないと保てないのに、親がそんなんだと続くかわからないどころか、すぐやめることになるでしょうよ。
てゆーか、お金もったいないからすぐやめさせたほうがいいよ。
仮に習っているのがエレクトーンであればキーのタッチも軽いので、キーが光っちゃうようなキーボードとかでも練習できるでしょうが、ピアノを習ってるんだから、キータッチが重たい物を選ぶべきでしょう。
そう。楽器選びの時点で親の本気度が分かるのです。
他にも中学生とか高校生くらいの子にギターやベースを買い与える親御さんからもこのセリフよく聞きます。
なんか、こういうこと言っちゃう親って、きっと子どもの事を信用してないんだろうな、と思ってしまう。
僕が楽器を買い与える親に期待するセリフは『良いのを買ってやるんだから、ちゃんと練習しろよ』そして、『自分でやると決めたことなんだから、やるならしっかりやりなさい!』
あと、相手が高校生ならこう付け加えられると良いかも。
『本当にやりたいことなら自分でバイトして買いなさい。』とか『お金はバイトして返しなさい。』
自分で稼いだお金で楽器を買うと、その後のモチベーションも上がるもんです。
きっと、こういうセリフを言える親のもとで育つ子はちゃんと練習するし、才能の有無は関係なく上手になるんだろうと思う。
