IKEAで電飾を買った。
室内用は電池式ばかりなので屋外用のライトチェーンを買ってきてツリーに巻いてみたら長さもぴったり合う。
ツリーの飾り付けをバウンサーから首をのばしニコニコして眺めていた由々。
点灯したツリーには両手両足を振り回して喜んでくれた。


連休、蟹を食べに由々を連れて家族旅行。

赤ちゃんを抱いていると、ホテルや飲食店の従業員の方はもちろん、見ず知らずの方からも本当によく話しかけられる。

そして、由々があまりに上機嫌で歯の無い口をあけて笑みこぼれるので、皆話しかけて来られたときよりもさらに笑顔になって去っていく。



レストランでお給仕をしてくださった女性が何度も何度もテーブルに来る度由々に話しかけるので

笑顔の由々の横からつい、


「おばちゃんだいすき(ダヨネ)」


と言った。

そうしたらまるで由々自身がそう言ったかのように、くだんの女性は


「まあ。私も。私も、あなたがだいすきですよ。」


と由々の顔を覗き込んだ。

声をあげ両手を動かして喜ぶ由々に、女性は


「あ。声まで出してくださった。」


と小躍りして感激し、

私はその女性の愛に満ちた様子になぜか切なくなった。


長い食事の時間が終わって部屋に戻るとき、他の店員さんにあやされている由々のところにまたその方が

来てくれて、


「私ですよ、」と覗き込む。



「私はここに20年働いています。

これから来る年も来る年もまた来て下さいね、」


と言われていた由々。


ありがとう