私が幼い頃うちに下宿していた親戚のお兄ちゃんが癌で急逝した。


お兄ちゃんといっても、もう60代にもなっていたんだな。

幼い私は、ハンサムな大学生だったこの人の膝に座らないと頑としてご飯を食べなかったそうだけど…


もう30年以上も会っていない。最後に会ったときは自分はまだ小学生だった。

彼の建てた立派な医院の入ったビルや富の象徴のような派手なふくよかな奥様や彼の愛する子供を前にして、子供心にお兄ちゃんは遠い存在になったと感じた。



そしてまた、今度は同世代の従兄弟も癌が再発したという知らせ。

うちはいままで癌の家系じゃなかったのに。お酒かしら。


泣いたり無気力になったりしている間にも時はどんどん流れていく。


台北のディンタイフォン(本店?)

日本にある支店とメニューは同じだけど、たっぷりの生姜の千切りとひっきりなしのお茶の継ぎ足しサービス。

生姜の千切りに醤油1酢を3にするのがお勧めですよ、といいながら実際にひとりひとりにタレを調合してくれた。

小籠包は高価なトリュフ入りも注文してみたけれど、トリュフが多すぎて土臭く普通の小籠包のほうが美味しいと思う。

店内にはものすごい人数の給仕の人がいて次々にテーブルの世話をやいてくれる。由々も時々あやしてもらったり声をかけられてご満悦だった。


トイレにまで清掃係が二人も常にスタンバイしている様子で、由々を抱っこして入っていくとすぐ赤ちゃんのオムツ替えの台があるところを教えてくれた。今回の旅行を通じてもっとも清潔で綺麗で快適なトイレ。


お店についたのは午前11時頃だったけど、食事を終えて外に出るとものすごい人数が歩道を埋め尽くして入店の順番を待っていた。

無計画に来たのにすっと入れてラッキー。



パートナーと姑と、由々を連れて台湾へ旅行した。

台湾のひとたちは日本が大好き。

海外に行って、かつてこんなに親切にされたことはないので私はすっかり感激してしまった。

由々もいろんな人にかわいいかわいいと褒められあやされ続けてご満悦の表情。すっかりわがままになって帰宅した。あやせ、遊べ、と要求が激しく大変だ。