夏休みなんていらない | I'm blessed to have your in my life ~先生がいてくれて、私は幸せです~

I'm blessed to have your in my life ~先生がいてくれて、私は幸せです~

Dear先生へ

私が好きになった貴方は先生でした

先生を好きになった私は生徒でした

どんなに好きだと叫んでも

どんなに先生を想っても

この恋は叶わない

そんな恋の物語




みんな学生は楽しみにしている夏休み

私は夏休みなんていらない

夏休みなんて大っ嫌いだ

だって、先生と会えないから

去年の夏は受験勉強に追われてなかった私は毎日高校に行った

今中学の友達は遊び放題

部活もない中3のみんな

よく遊んだと自慢してくる皆が羨ましかった

でも、私は練習に明け暮れる日々

知らない高校っていう土地

中学生とは全然違う雰囲気の高校生達

初心者でドリブルだってつけない私

フリースローからのシュートだって届かなかった

体力だってアップの時点で何回も熱中症、過呼吸になった

全然ついていけない練習に

正直苦しかった

自分は高校生の迷惑な存在なんかじゃないかって、

ずっと謝っていた

何かあるたびに「すみません」って

人見知りな私がもっと気を使って先輩が優しく話しかけてくれたけど何故か目を合わすのも怖かった

もちろんこれは先輩だけじゃない

先生にも

私が先生のチームをむちゃくちゃにするんじゃないかって

練習を遅らせるんじゃないかって

不安で不安で毎日体育館に入るのが怖かった

いっつも体育館の前で十分は立ちすくんでいた

酷いときには1時間ずっと立ちすくんでいた

先生が心配してお母さんにも電話をかけてくれてた

そして体育館の玄関で体育ずわりしてる私を先生が見つけたとき

「あぁっ!!こんなとこおったんか!!(笑)どっかでなんか合ったんか思ってビックリしたわ!ほら、大丈夫やからおいで?」

って一緒に体育館に入ってくれた

先生は、優しかった

先輩も、優しかった

全部が、優しかった

シュート練習の時は必ず私が一人にならないようにしてくれた

ランニングトレーニングが苦手な私を先輩達は頑張れと応援してくれた

熱中症でバテているときは先輩だってしんどいのに急いで氷を作って持ってきてくれた

過呼吸の時も練習したいだろうにずっと私のそばには誰か先輩がいた

もちろん先生も

出来ないと判断した練習が合ったときには端にあるリングで個人指導してくれてた

私がバテたときすぐに「大丈夫かっ?どっか変なところとかないか?」って私の目線で聞いてくれた

外周を走る時先生は一緒に走ってくれた。「ガンバれっ!ほらっ、下向いて走ったらあかんねんろ?ほいっ、あとちょっと!!行けるゾッ!!気持ち悪かったら休めよ!ほらあともうちょっとでゴール!はいっゴール!よう頑張ったな!!」ってずっと声をかけてくれた

シュート練習の時は「おいっ、M本っ、俺とやろかっ!」って
二人でシュート練習した。

2対2の練習はよく先生と組んで練習した。シュートは全部私に打たせてくれた

私のプレーが最悪でも怒らず一から説明してくれた

私が一回でも良いプレーをしたら先生は凄い誉めてくれた

先生の優しさ

先輩の優しさを注がれながら戸惑いながらも練習していた去年の夏

顧問な先生

そんな先生のもとでバスケが出来たから苦しいときも、しんどいときも頑張れた

なのにどうして

どうして今年からは先生が顧問じゃないの?

あぁ、むなしい

今私がどんなに良いプレーをしたって先生は誉めてくれない

私に分からない事があっても先生は教えてくれない

二人組でシュートなんて、夢の夢になった

だって、先生がいないんだから

あぁ、先生

去年の夏休みは不安いっぱいだったけど楽しかった

だってすぐ傍に貴方の笑顔があったから

でも、今年の夏はどんなに探しても貴方の笑顔は見えない

私に夏休みなんていらない

いらないからお願い

先生の笑顔と、先生との思い出をください

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