先般、草津町に行った。

とあるセツルメントに棲まう貧民が平日から温泉に行けるわけもなく、当然の如く出張である。


草津町は最寄り駅が隣りの長野原町にある長野原草津口駅しか無いため、車での移動が最も効率が良い。

群馬と長野の県境に程近い三国山系に連なる山間を縫うように走っていると、長野原町の途中に岩櫃城跡を見つけた。

「岩櫃城って真田幸隆とか昌幸が居たような…」と思い、帰ってから調べてみたら、その通りだった。


元来は山内上杉家に連なる斎藤氏が築いた城だったらしいのだが、ある時、土豪の海野氏といさかいを起こしそれが武田信玄の上野国介入を招いたらしい。

海野氏っていや、隣国信濃の名族・滋野氏の一族であり真田氏もその一族であるからして、どっちかってと、上野国進攻の口実を作りたい信玄が岩櫃城撹乱工作を真田氏に命じたんじゃなかろうか。真田氏は乱破やら素破を使って一族の海野氏を扇動し、見事岩櫃城を攻略したんだと思う。

で、こうした乱破や素破の活躍が後に真田十勇士として伝説・講談化したんではないだろうか。そう言えば、真田十勇士には海野六郎っていうモロな名前の奴や、同じく滋野氏一族の望月六郎や根津甚八なんてのもいる。

などと妄想しつつ草津に向かったのだった。


岩櫃城は江戸初期の一国一城令でぶっ壊されてしまったので、今は跡しかないが、その名を冠した岩櫃城温泉という施設が沿道にあった。

これが羽柴誠三秀吉でも建てないであろう龍宮城のような下品極まりない建築物であり、日本有数の温泉街・草津町の玄関先に甘んぜさせられている長野原町としては、一発派手に行きたいのだろうが、今に伝わる真田十勇士の伝説を産んだ城の末路としては、実にあんまりな感じがしてしまった。


観光政策というのも程々にして欲しい。



【山間部のBGM】
◎NEW ENGLAND 「EXPROLER SUITE」
今日はママチャリで都内を独りサイクリング。
往復50キロ弱って・・・片道が、ぶっ倒れる前に走ってた距離と同じでやんの。そんなに走ってたのか・・・・。ランニングは10キロからリハビリ中なんでまた走れるように頑張ります。


しかし、チャリってのは良いね。
車や電車では味わえない、普段地図でしか見た事の無い「空間」ってのを体感出来る。車や電車のスピードって非現実的なんだよな。移動している感を肉体的に感じられないから。自分がどこに居るのか、どうもリアルさに欠けていて、空間における座標軸がはっきりしない。


この道はこんな所に通ってたのかとか、この区からは台地っぽくなるんだなとか、ここが東京名物谷戸か?とか、こことここってこんなに近いんだな!?とか、この電車、何線よ?とか・・・・疲れたけど実に楽しかった。


大して地図も見ずに行ったんで目的地に着いた時は本当に嬉かったよ。


そんな一日でした。
ケツが痛いです。



【都内横断中のBGM】
◎怒髪天、シャッフルでたくさん
何となくiTunesでCLASSICAを検索したら全アルバムが配信されてた。つっても3枚しかないけど。

1980年代末から90年代にかけて活動してたハンガリーのバンドで、「ROSES&CHAMPAGNE」の頃のSILVER MOUNTAINが田舎から出て来たみたいな感じなんだけど、実に純朴なダサさで良い。

2006年に3枚のアルバムをまとめて「ANTOROSIA」って形でリリースされたんで、ずっと探してたんだけど全然見つからなかったんで、これは嬉しい。

でも試聴したら3枚目のアルバムは微妙っぽかったんで、1と2だけにしておこう。


ベイスターズは牛田が怪我で抹消だそうで、暗黒より更なる黒さを表す言葉があったら、誰か教えて下さい。ダイナマイト漆黒。

【特に暗黒でも漆黒でもないBGM】
◎THE POODLES 「CRASH OF THE ELEMENTS」





TEETH OF LIONS RULE THE DIVINEが聴きたい。