MV公開されました | bask in the deep official blog
ギターインザディープです。

10/30の下北沢251で行われる主催公演限定で発売される『銃声のヱレジー』という曲のMVが発表されました。

作詞平阪昌也、作曲は私です。

この曲はどういう歌詞にしよう、っていう話があった時に、「過去との決別」というテーマがあったという話を聞きまして、サウンド面でもそういう作り方にしようと思い、自分のトレードマーク(だと思っている)赤いジャズマスターを封印してレコーディングに臨み、ドラムも今までとはマイクを変えて見たり、立てる位置を変えてみたり、ベースも録り方やエフェクターを変えて見たり、色々な挑戦をした1曲となっています。

そんな中色々無茶を言って困らせたり、それでも俺達の意思を汲んで協力してくれたCPR裕さんや、俺達のことを好きだと仰ってくれて、色々とお世話になってる殊さんがベースのエフェクターを色々貸してくださって(本当にありがとうございます!)、いろんな人の力を借りつつ、また新たな音を呼んでくれて、とても素敵なサウンドになったと思います。

俺達のの力量不足で表現できてないこともたくさんありつつも、この先に進んでいける曲、サウンドになったと思っています。

MVはこちら

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語弊のある言い方になりますが、この曲はどこまでも俺達らしくない方向にしたくて、極端な話今までの俺達が好きだった人たちが聞いたら拒絶されるようなものにしたい、という願望がありまして、一度転機を作りたかったんです。

今までの俺達、というか、今までは俺がいなかったから3人時代のbask in the deepと言いますか。

俺が入ってそろそろ1年になりますが、3人+1人というイメージだったと思うんです、4人のバンドではなく、3人と1人のバンドというか。

もうそろそろ4人バンドとして見られたいという気持ちもありつつ、そういう心持ちで色々音作りやアレンジを当初のものとは変えて見たり、今まで入れてこなかったメンバー以外の音(結局俺が弾いているので厳密にいえばメンバーの音、なんですが)意外とそこまで乖離してないのかなと出来上がってみたら思ったりするわけです。

まぁかっこよけりゃ何でもいいんですけどね。

って言う嘘を書いてる途中に思いついたのでそのまま載せておきます。


いつだって音楽に対しては誠実でありたいんです。

それは周りに合わせること、時代に合わせることも含めた上で、俺達にしかできないことをやるということで、周りの意見を聞きいれたり、時代に合わせることをただ拒むのではなく、なにか一つの可能性があるならそこだって見なければならないし、それを踏まえたうえで取捨選択をするということで。

ただ好みでこれは違う、とか、やりたくない興味ない、ではなく、きちんと触れたうえでじゃあ俺達に何ができるか、どうしたいのか、そういうのを表現したうえで曲を作ったり、ライブをやったり、そういうことが俺は音楽に誠実である、という風に思うんです。

例えばDAWソフトだけでなく、画像制作ソフト、映像制作ソフトが使えるようになって、それを使って広がる伝わるきっかけが増えるのならそれも音楽に誠実だ、という風に思っています。

俺は所謂売れ線の曲だって、ドがつくほどのポップスだって好きだし、現代音楽やノイズ、アヴァンギャルドな物だって好きだし意志を持って鳴らされるものならそれがどんな音であろうと凄く素敵な物だと思っています。

今は素敵なミュージシャン、バンドマン、アーティストが沢山います、そんな中でひょんなことから俺達を知ってくれたり、ライブに来てくれたり、仲間がたくさんできていて、それは物凄く美しくて素敵なことですし、できることならその輪をもっともっと広げたいです。

そのためには俺達はもっともっと誠実にいい音楽を、伝わる音楽を作らなければいけないし、できることなら俺達を知っている人達にはもっと好きになってほしいし、もっと俺達のことを知ってほしいと思っています。

今はまだ俺達の名前すら知らない人達にも俺達の音楽を届けられるように、俺達の音楽が必要とされるように、いろんな人に触れてもらいたいです。

音という空気の振動は発信者以外の他人に届いてこそその意味を持つと思っていて、もっともっと届いてほしい、だからCDを作ったりライブをやったり、ただ届けるのではなくて俺達にも俺達を聴く人にも有意義であってほしいし、願わくばそれが広がっていってほしいと思っています。

その為に俺達は発信し続けなければいけないし、それをきちんとした環境で届けることも仕事のひとつです。


先日UVERworldのLIVEに行ってきまして、俺はあの人達が大好きなんですけど、いつ見にいったって音楽をやる事、バンドをやる事がどれだけ尊くて、美しくて、何よりかっこいいと思わせてくれて、背中を押されてるような感じで、何度も救われて、本当に最高のロックバンドだって毎回思わせてくれるんです。

もう駄目だって、自分の人生で何度も思うことがあるし、時代の流れや環境や、自分の力量が足りないのか、そう思わされることも増えてきたんですけど、まだやれるかどうか、全部やって確かめりゃいいだろってことで、やって確かめていきたいと思います。

やって駄目なら駄目でいいし諦めたらいいと思う、その後またちゃんと起き上がってやれたらもっと人生も音楽も素敵になると信じています。


2015.10.30(fri)下北沢club251

bask in the deep企画

「深遠 vol.1」

open 18:00 / start 18:30
adv. 2,000(+1d) / door. 2,300(+1d)

bask in the deep
DISH
yumeutsutsu.
10/23告知解禁バンド
※O.A有り