ロンドンに住んでいた時、多少の雨でもイギリス人は傘をささず、肩をすぼめて歩くのを良く見かけました。パーカーを着ている人は皆フッドをかぶっており、「これこそがフッドの使い方か!」と思ったりもしました。
イギリスでは日本のようにどしゃぶりになったり大粒の雨が降ったりすることが少なかったです。また、短い夏以外は常に肌寒く、室内暖房を効かせているので、雨に濡れたコートも部屋に1時間も干せばカラッカラに乾きますので、上着が多少濡れるのはイギリスの皆さんは気にしないようです。
聞いたところによると、イギリス人が傘を持たないのはいくつか理由があるようです。
まず、昔、傘は貧乏人が持つ物でした。お金持ちは馬車があるので傘なんていらないのです。
また、昔は傘はドレスを着た女性がおしゃれで持つ物でしたので、イギリスのジェントルマンが持つのは「おかしい」ということになります。
最後に、(これが最も重要ですが)傘はフランスの物だったからです。ナポレオンの時よりずっと前からイギリスとフランスは戦争ばかりしていましたから、イギリス人はフランス人が嫌いで、逆も真なり、とローカルの人達も冗談でそう言います。でも、ロンドンにアパートがあるけど別荘がフランスにある、という人も多く、密接な関係にあるようです。面白いですね。