かなぽんの姉、子宮頚部腺癌の闘病記です。
息苦しさに苦しむ姉。
家族としても、どうしてあげたらよいかわかりません。
友人の看護師さんに聞いてみると、
息苦しさの対処は難しいそうです。
苦しさを取り除く薬はないそうです…。
姉は抜いていない左肺の胸水のせいだと思っているようです。
早く抜いてほしい。
そんな焦る気持ちをなだめる毎日でした。
食事はどんどん細くなっているように感じました。
1カ月前は昼とおやつ(果物)と晩と3回は食べていたのですが、
今はおやつと晩にそれぞれ少しずつしか食べられませんでした。
「おなかすいてるんだよ~、
でも苦しくて食べられないよ~」
おなかが、グーっとなる音も聞こえてきます。
なるべく好物を持って行き、食べる気にさせるようにしました。
そんな息苦しさを訴える毎日に、
母は本当に参っていました。
医師にも息苦しさに対処してくれないという思いがあったみたいです。
ある時、姉が信頼する看護師さんに
「緩和ケアから緩和ケアへの転院ってできるんですか?」
と聞いたそうです。
看護師さんは
「できますよ。実際に転院してきた人もいますよ
○○(姉)ちゃん、転院したいんですか?
ここの病院は看護師は連携できてるけど、
医者が独善的で、患者さんにあまり寄り添わない人なんだよね。
△△市にある緩和ケアの病院はとても素晴らしい所なんですよ。
私もここを辞めて、そっちに行こうかと考えているくらい。」
母は、その△△市の病院に転院する方向で考え始めました。
私は母を止めました。
△△市は姉の自宅から2時間の所にあります。
今だって30分~1時間の距離なのに、さらに遠くに行くなんて
物理的に無理です。
また姉の状態も転院できるような体力があるようには
思えませんでした。
息が苦しくて、お風呂に入るためのストレッチャーにさえ移れないのに。
その看護師さんも悪意があって言ったことではないと思いますが、
患者の家族に
「この病院は悪い病院だ」
と看護師が言うことで、どれだけの衝撃を与えるかなんて
想像がつかないのでしょうか?
患者も家族もより良い医療を望んでいます。
今いる病院に、
不信感を抱かせるような言動はしてはいけないことだと思います。
それがたとえ真実だとしても。
母はなかなか納得しませんでした。
私はとにかく、姉の体力が回復するまでは
転院の話はしないでくれと頼みました。
姉も今の病院に満足してないので、
転院の話に飛びつきそうだったからです。
ますます医師への不信感を強めるようなことは
してほしくありませんでした。
数日たっても、姉の体力は回復しているように
思えませんでした。
母は、転院をあきらめました。
「転院して2日後に亡くなった人もいるんだって。
そんな無理させることじゃないよね?
無理に動かして、死んじゃったら嫌だもの・・・。」