Flytanium Titanium Handle Kit for Benchmade 62- Stonewash V0
Flytanium の benchmade6X シリーズ用チタンハンドル・キットの第2弾です
V0 はスケルトンスロットハンドルで手間のかかる加工がなされています
V0.5 と比較すると肉抜きされている分、軽量です
さて、届いた V0 ですが
袋に入ってる状態だと、1本だけ見えるようにビニール袋に入っています(V0.5を参照)
その状態で見ていたら…あららっこれわアカンぞと…
一言で言ってしまえば加工ミスですね、まいった(汗)

一番下のハンドルなんですがわかるかな?
ハンドル後端のビスのザグリに対して中の穴がずれてしまってます

ザグリ穴の位置自体は中央にあるので
やはり貫通穴がずれているようです


ハンドル穴裏側を見ると左に寄っちゃってます
Tラッチのピン穴とスペーサーのピン穴も一緒に寄ってますので
おそらく加工手順のどこかでワークの固定がずれたまま
穴あけ加工しちゃったんでしょう
所謂ヒューマンエラーってとこでしょうか
もちろんこの時点で不良は明らかなので
Flytanium にコンタクトを取りまた
早速返信があって組み付けてみてもらえないかといった内容でしたので
とりあえず、仮組みします。

組むまでもなくこうなるのは承知の上です(汗)

まあ、ビスが入るはずもありません

スペーサー位置決め用のピン穴が見えちゃってます

穴位置のずれた分だけ
ハンドルが段違いになってますね

スケールをあてると酷いもんです
さらに、組み付けてる間に
またまた不具合発見(汗タラ~)
なんだかな~
今度は ZEN PIN の取り付けビスが入らない


かろうじて1ヶ所だけ入りましたが
ザグリ径とビスヘッド径はギリギリな感じ
他の3か所はこれ以上締めるとギギッと異音・・・
カジリそうなのでこれ以上は危険です

バイトハンドル
かろうじて1つは締め込めました

セーフハンドルは
これ以上は無理・・・
V0.5 のときはすんなり組み付けられたので

前回購入した V0.5 と比較検証してみます

バラしてハンドルにビスを入れてみますが
この時点でアウト!
ザグリ穴のほうが小さいってことですね

ノギスで計測してみると
およそ4.00mm (撮影角度でノギスの読み取りは若干ずれてます)


純正ビスのヘッド径は
およそ4.10~4.15mm (撮影角度でノギスの読み取りは若干ずれてます)
ばらつきがあっても4.20mm迄はいかない感じです

対して V0.5 のほうは
およそ4.2mmを微妙に越してるかな~です
これではビスが入らないのも納得です
さて、これらの写真を添えて
Flytanium に再度メールを飛ばしました
至急、良品を送れと
で・・・返信ですが
今、次の出荷分を作ってるので
出来たら送るそうです
ついては V0 を送り返して欲しいとのこと
返送料金についても払い戻ししてくれるそうなので
EMSで返送します
今回は、不具合が重なってしまい
ほぼ、その件の記事になってしまいましたが
ハンドルのデザインは非常に良いと思います
スケルトンスロットのおかげで V0.5 より軽快な印象ですし
実際軽くなってます
個人的にはBM6X シリーズは
ステンレスを使ったことによる重量増とハンドル短縮で失敗作だと思ってますが
サンドイッチ構造のハンドルで精度を出せるメリットがあるのも事実です
Flytanium のハンドルを使用することで
BM6X が BM42 以上のバリソンに生まれ変わりますので
BM6X が重過ぎるしハンドル長が短いと感じてる方には
おすすめできる商品であることは間違いないでしょう
贅沢言えばスプリングラッチは欲しいところですが(笑)
代替品来たら再度アップします!