昨日は遠藤周作さんの

「死について考える」光文社刊を

ご紹介しましたが

同時に読んでいる本に、今は亡き津本陽さんの

15年前の著書「勝海舟」があります。

その上巻、ちょうど薩摩藩の生麦事件と薩英戦争の

場面です。

奇妙な符合でNHKの大河ドラマでも

先週、ちょうどその場面でしたね。

奇妙な一致はもう一つあって、毎月定期的に

とっている、飲料水、財宝の中の読み物もちょうど

薩英戦争を取り上げているのです。

ところが、NHKのその場面の取り上げ方が「乱暴」というか

「えっ、それで終わり?」というあまりにもすり抜けと言うか

西郷さんを描く中での薩英戦争の扱いがあれでよいの?

という疑問?

西郷どんが手紙を読んで、「終わった」で終わり。

つまり、NHKは今後、何をあのドラマで表現したいの?

何を訴えたいの?という疑問がふつふつと湧いてきました。

今後、当然、勝海舟も坂本竜馬も登場してくるでしょうが

どんな展開になるのでしょうか?

期待はずれにならないことを祈ります。