私たちが、眠っている時、意識していることは意識できません。
常駐する意識があれば、眠っている時でも認識力があるはずです。

しかし、知覚できる意識はなくても、眠っているときでも無意識は働いています。
働いていなければ、肉体は維持できず死んでしまいます。

個々を維持している意識は宇宙に一つしか無いと思います。


その一つの意識が満遍なく宇宙のすべてのものに働いています。


肉体の消滅とともに個々の意識は消滅しますが、その大元の意識は消滅しません。

その消滅しない大元の意識が私たちの本質です。


その意識を本当の私たちとすれば、その意識は生まれも消滅することもなく、永劫に続いて
いることになります。


そこから、すべてのものが生まれまた戻ってゆきます。


だとすると、本当はみんな本質は神なんですね。
どんな状況にあろうと、みんなが神なんだ。


あこがれのあの子も、
憎たらしいあいつも・・・・


平等の根拠がそこにあるような気がします。


知花敏彦講演集 A25 生命の木