スピリチュアルでは「許す」とか「手放す」という言葉をよく使います。

それでは、許すとはどういうことかと、よく考えてみたことがありますか?
何も考えないで、その言葉を受け入れていませんか。

そういえば、「受け入れる」という意味も「許す」は含まれますね。

それだは「許す」とは?

「許す」とはなんとなく愛の行為と考えているところもありますね。

ちょっと逆に考えみましょう。

「許せない」とは、どういうことでしょう。

「何らかの責任を取らせるべきだ。」
「何らかの罰を受けるべきだ。」
「間違っていることを認めさせなければ。」

というような感情ではないでしょうか。

そして、感情には、そのような思考が裏にあります。

その「許せないという感情」が自分自身を苦しめたりします。

そこで、その苦しみから逃れるための方法は、その対象に罰をあたえるということになりますが、それができないから苦しみとなっているわけです。

できないことは諦めて、許してしまおうというのがスピリチュアル系のやり方です。

その言い訳こそがスピリチュアルです。

実際問題はどうなったかというと、「許せないという感情」を手放しただけです。

手放すということは何かというと、「そのことについてもう考えない」「そのことについて思考の対象としない」ということです。

これはスピリチュアルに関係なくできることです。

その感情、思考について、意味のないこと、生産性がないことを認識し、その時間を生産性のある別の対象に向けるべきだと自分自身が悟ればいいわけです。

その対象と縁を切り、思考対象のリストのなかから削除してゆけばよいのです。

価値あることに思考エネルギーを使うことを考えるべきです。

思考は現実を構築してゆく元ですからね。

過去は単なる記憶データであり、実際にはもう存在しません。
データと化した過去は、いくらでも編集可能です。

そのことはもう考えの対象としないというのも一つの編集結果です。

感情の後ろには思考があります。
あなたに苦悩を与えているのは思考です。
どんな思考でも、それは単に思考であり言葉です。

言葉は道具です。

道具に支配されるか、あなたが言葉を支配するかの問題です。

新しい思考を生み出して、不都合な古い思考を破壊することもできます。

思考をコントロールすることによって、感情をコントロールすることができます。

どう考えるかで、人生の意味が違ってきます。

思考が変わると、感情が変わります。
感じ方がかわると行動が変わってきます。

あなたは、もっと豊かな感情を味わうためにいろんなものを捨てるかもしれません。

ある人と付き合わないことを決めるかも知れません。
引っ越したり、会社を辞めたりするかも知れません。

新しいことを始めることは勇気とエネルギーが要ります。

でも生まれてきた理由を考えるべきです。
私たちはより豊かな感情を味わうために生まれてきました。

そして未来の人々がもっと豊かな感情を味わえるような社会を残してゆくのが私たちの使命です。

私たちの本心は豊かな感情を味わうことです。
他人に罰を与えることが目的ではありません。

何に目を向けるか、何にフォーカスするかで私たちの感情は変わってきます。

今、あなたの中に手放すべき感情(思考)はありますか?

心の中で快晴の天気が続きますように・・・・