こんにちは。
本日は、自分自身もそうだったのですが、少年野球・中学野球などの指導現場でよく使われてる指導方法の現状について
『投球フォーム』に絞って身体の使い方という観点で持っていただきたい視点について書きたいと思います。
キャッチボールやピッチングをしていて、みなさん一度は絶対に聞いたことがあるという指導者の指導方法として以下のような
言葉がけを聞いた事があると思います。
『肘をあげろ』
『前でボールを放せ』
『胸を張れ』
『腕をしっかり振れ』
『下半身をしっかり使え』
『体幹を鍛えろ』
僕自身もこのような指導方法を受けました。確かその時は『お前は肘が上がってないから、肘をしっかりあげろ‼️』と、、、
その時は、自分自身は、監督・コーチに言われるがまま、自分の身体でできる限りその言葉がけ通りに身体で体現しようと必死で頑張ってみるのですが、なかなか監督・コーチからはOKがもらえず、延々と同じ事を言われ続けた記憶があります。
その当時は、自分の理解力のなさを子供ながらに、もどかしく思った経験を今でも覚えています。
今自分が、野球肘や野球肩を含めた投球障害のリハビリに関わっている立場だから言えますが、このような単一的な部分を指した指導では絶対に子供達には伝わりません。
なぜなら、投球フォームというのは、
下半身から体幹、胸郭、肩、肘、指、ボールへと力を伝える連動された動きだからです。
もちろん『下半身の力を伝えろ』なんて言葉は少し野球をやっていた人なら1度は聞いたことがあるもので当たり前の
指導方法だと言われるかもしれません。
ただ、『身体の原則』に則って、下半身主体でしっかりエネルギーを生み出しボールまで力を伝える投球フォームを指導できてるひとは、現場レベルではほとんどいてないんじゃないでしょうか??
また、指導する側が持っておいて欲しい視点としては、同じ事を教えてもそれを出来る子とできない子がいるということです。
これもまた、当たり前のことですが、それぞれ各子供達によって身長も違えば体重、筋力、関節の可動域も違ってきます。
それらを踏まえた上で、
『どうしてこの子にはこの動きができないのか?』ということをしっかりと評価しないといけません。
(運動学習の問題か、上下肢のタイミングがあってないのか、投球に必要な可動域、筋力が欠如しているのか、、、、
たくさんありますのでここでは割愛します)
それを踏まえた上で、補助的な動きやトレーニングを提案してあげ、投球フォームにつなげてあげることが、各個人が最大でパフォーマンスアップするために必要だと考えています。
そのためには、
投球動作でどのようなメカニクスでエネルギーが生み出されているのか、
身体の各関節の構造はどのようになっているのか、
ただ投げて動作を改善していくのではなく、どのようなポイントを押さえていけば最短で学習ができるのか
こういった視点で、指導方法を考えていくことが、各個人にあった指導方法につながるのではないかと思います。
もし何かわからないことがあれば、気軽にご連絡ください(^_^)
本日もブログをご覧いただき本当に有難うございました。