問題!
プロ野球で初の1億円プレイヤー。
野手は落合博満、では、投手は誰だったでしょう?
【答え】
東尾修
【解説】
1986年オフの契約更改で、投手として初めて1億円プレーヤーになった。
球団の提示は9900万円だったが、東尾は坂井保之・球団代表(当時)に
対して「残りの100万円は自分で出してでも、
最初の1億円投手と呼ばれたい」と交渉した。
ちなみに、1億円・2億円・3億円ともに、史上初のプレーヤーは落合博満。
1986年(昭和61年)12月26日、ロッテから中日へ移籍した落合博満選手が、
日本人初の年俸1億円プレーヤーに。
高校時代は先輩のしごきに我慢できず退部・復帰を7回も繰り返し、
大学の野球部も体育会の慣習に馴染めず、
半年で退部。高校時代の恩師の勧めで、
東京芝浦電気の府中工場に入社し、
「東芝府中」で社会人野球を始めたころから評価が高まります。
25歳となる1978年にドラフト3位でロッテに入団という、遅いプロ入りでした。
入団当時はバッティングフォームの矯正などで苦労しますが、
1980年のシーズン途中に1軍に上がると、
いきなり残り57試合で本塁打15本という成績を残し、
そのままレギュラーに。
その後は、1981年から3年連続で首位打者を獲得、
1982年には史上最年少で三冠王に輝きます。
歯に衣着せぬ発言で常に“オレ流”を貫いた落合。
3回目の三冠王を獲った1986年に、
良き理解者だった稲尾和久監督が解任されると
自身も球団を離れることを決意します。
牛島和彦投手をはじめとする4選手との交換トレードで中日へ移籍し、
日本人野球選手で初の年俸1億円プレーヤーになりました。