2023年シーズンはリーグ3連覇を達成し、2024年はリーグ4連覇、再びの日本一を狙うオリックスバファローズ。
優勝したチームにおいて課題となっていたのが攻撃陣。
特に外野手では規定打席に到達したのは内野手登録の中川圭太のみで、杉本裕太郎などの外野陣は不調や離脱などが相次ぎ、流動的な起用が目立っていました。
今オフはFAで西川龍馬の獲得に成功し、外野陣の厚みは増しましたが更なる補強は必要な印象でした。また外国人野手ではセデーニョ、ゴンザレスの残留は決定しましたが、まだまだ補強できる余地は残されていました。
そんな中で1月9日、今季オークランド・アスレチックスでプレーし、今季3Aで23本塁打・109打点を記録し、マイナー通算123発を記録しているコーディ・トーマス外野手を獲得したと発表しました。
【オリックス】新外国人選手にコーディ・トーマス外野手獲得 アスレチックスでメジャーデビュー(日刊スポーツ)
オリックスは9日、新外国人選手として米国出身のコーディ・トーマス外野手(29)を獲得したと発表した。
単年契約で、年俸1億1000万円。背番号は45に決まった。
右投げ左打ちのトーマスは、22年にアスレチックスでメジャーデビュー。メジャー2年間で29試合出場し、打率2割5分、1本塁打、2打点。マイナー通算は619試合で打率2割6分5厘、123本塁打、449打点。(金額は推定)
今回はオリックスが獲得を発表したコーディ・トーマスについて紹介します。
マイナー通算123発 今季は3Aで23本塁打、109打点を記録し、サイクル安打も達成
コーディ・トーマスはアメリカ合衆国テキサス州出身の29歳。右投左打の外野手です。
2016年MLBドラフト13巡目(全体401位)でロサンゼルス・ドジャースから指名され、プロ入り。
契約後に傘下ルーキー級でプロデビューを果たし、59試合打率.297、19本塁打、50打点、10盗塁を記録した。
2017年は1Aでプレー。121試合打率.222,10本塁打、65打点、6盗塁を記録した。
2018年は1A+でプレー。127試合打率.285、19本塁打、87打点、5盗塁を記録した。
2019年は2Aでプレー。130試合打率.236,23本塁打、76打点、5盗塁を記録した。
2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でマイナーリーグの開催が中止となり、公式戦の出場はなかった。
2021年2月12日に交換トレードでオークランド・アスレチックスへ移籍。シーズンでは3Aでプレーし、59試合打率.289、18本塁打、52打点を記録。オフの11月19日に40人枠入りし、同年オフにアキレス腱の手術を受けた。
2022年は前年オフの手術の影響で長期離脱し、8月にマイナーで実戦復帰。9月1日にメジャー昇格を果たし、同日の試合でメジャーデビュー。この年はメジャーで10試合打率.267、0本塁打、0打点を記録した。オフにDFAとなったが、マイナー契約を結んで残留した。
2023年は3Aの開幕戦でサイクル安打を達成し、3Aでは107試合打率.301、23本塁打、109打点、5盗塁を記録。7月にメジャー契約を結び、アクティブ・ロースター入り。メジャーでは19試合打率.238、1本塁打、2打点を記録した。
シーズン成績
上記はコーディ・トーマスのシーズン成績です。
今季はメジャーでは19試合打率.238、1本塁打、2打点、OPS.685を記録しました。通算では29試合打率.250、1本塁打、2打点、OPS.641を記録しました。
3Aでは今季107試合打率.301、23本塁打、109打点、5盗塁、OPS.922を記録。今季は3Aの開幕戦でサイクル安打を達成するなど、3Aでは高いレベルの打者であると言えます。
またマイナー7年間で6度の2桁本塁打をマークするなど、長打力では十分期待できるのではないかと言えます。ただ三振数が多く、出塁率が低い事などから選球眼には課題があると言えそうです。
スライダー、カーブへの対応力あり ゾーン管理力には課題も
上記はコーディ・トーマスの球種別成績・打球傾向などをまとめたものです。
球種別成績を見ると、ストレートへの一定の対応能力があると言え、スライダー、カーブの遅い変化球に対しては成績が良い傾向にあります。
3Aでもストレート、スライダー、カーブへの成績は良く、対応能力は高そうです。
一方で縦変化のスプリットなどには脆い傾向があり、この点は課題と言えます。
気になるのがゾーン管理の面。
ゾーンコンタクト率が通算67.7%とMLB平均を下回り、ボール球へのスイング割合やスイング時の空振り率などコンタクト能力の低さやゾーン管理能力には課題があると言えます。
またゴロ率が高く、Barrel%の低さも気になるところです。
プレー映像
↑2023年のプレー映像
↑プレー映像
打撃フォームを見るとややノーステップ気味のフォームで振り切るようなスイングで捉えたときの打球飛距離と言うのは中々の物を感じさせます。
引っ張り傾向の強い打者ですが、逆方向へもはじき返すことは出来ています。
守備ではスピード感がある印象ですが、打球判断にはやや課題を残している印象です。
マイナーレベルでは卓越した長打力を誇り、スピード面でも十分貢献できる可能性があると言えます。チームの得点力向上に貢献できるか注目です。


