MD’s HP 100000/750000 残り時間 30分/2時間
一番上のクラス(Sクラス)では、入念な会議を行っていた。
「なんとか倒せそうだな」
Sクラスの中でも最も能力の高いほうであるアステル=ロドリゲスがつぶやく。
「「「そうだね」」」
ロドリゲスには僅かに劣るが、それでも素晴らしい実力の持ち主、スチュアート=リン、イーツェ=フランジェ、レベッカ=ウィルソンの三人が同時に応えた。
「ボーナスは俺のものだからな」
「ずるいよロドリゲス!僕がもらうよ」
「いいえリン。私がいただきますわ」
「いや、このレベッカのものだね!!」
なんて会話が10分続いていたが、
「三人とも、MDの体力はどうだ?」
「あと30000みたい。残り23分の時、誰かが強力な術を唱えたみたいだね」とリン。
「じゃあそろそろいきます??」とフランジェ。
「そうしよう!」とレベッカ。
そうだな、行こうか。とロドリゲスが言い、四人も参戦した。
MD's HP 2000 残り時間 12分
「よし。全員突撃ー!」とロドリゲスが言い、全員がMDを取り囲んだ。
どんどんMDのライフが削られ、最後にリンが炎系術「フレイムサークル」を唱え、MDの体力は0となった。の、だが。
「「「「嘘でしょ?!」」」」とSクラスの全員が叫んだ。なぜなら、MDのHPが1の状態に強制的に変化して、まだ倒せていないという状態にあったからだ。しかも、油断率が五倍になったものの、回避率が三倍、なによりスピードが三倍になっていた。あと10分で倒せるのだろうか。
やはり、残り1のHPだとしても、投げた剣、魔法など、すべての攻撃が外れていく。
「どうするか・・・」とロドリゲスが嘆くあいだに、残り時間が1分を切った。