野球未経験の少年野球コーチノート
Amebaでブログを始めよう!

オンシーズンの練習(バッティング編)

夏から秋は公式戦が多く、少年野球にとってはオンシーズンと言えます。

そして、少年野球であっても、

「準備不足だったよな」
「向こうのチームは試合に向けて仕上げてきたな」

などの会話が交わされることがあります。

いったい、オンシーズンに適した練習とは、どんな練習なんでしょうか?

まずは、バッティングについて、考えてみました。

<オンシーズンの練習の目的>

何と言っても、試合にあたって「打てる」 または 「出塁できる」ように
仕上げることが大事な目的です。

となると、

・スイングの調整
 □軸が通ったスイングになっているか
 □力が抜け、余分な力が入っていないか
 □バッティングポイントでもっとも速いスイングになっているか
 □レベルスイングになっているか
  ※膝、腰、肩が平行に動けば、基本レベルスイングになるはず

・バッティングポイントの調整
 □求められるバッティングの役割に適したバッティングポイントで
  打てるようになっているか

・眼の調整
 □ストライクゾーンの認識がずれていないか
 □緩急に眼がついていけるか

・タイミングの調整
 □投手が投げるタイミングに合わせられるか

など、調整をすることが大事になってくるでしょう。

<練習のポイント>

1. 試合で使うバットでなるべく練習する
   重いバットはこの時期は使わない→スイングが遅くなることが多い
   軽いバットで、スイングスピードを上げる人もいるようです

2. なるべく投手が投げる球、またはそれに近い球で眼を慣らす

3. バッターボックスに立つ位置などを調整しながら練習させる

4. 打球の方向(センター、引っ張り、流し)、角度(ゴロ/ライナー/フライ)を
   必ず本人に確認させる
   打順の役割に応じたバッティングができるように調整
   センター方向にライナーが打てることが調整の基軸、まずそれができるか
   どうかをロングティーなどで本人に確認・調整させる

5. バント、進塁ゴロなど、試合で必要となる技術の再確認

<練習方法>

1. フリーバッティング

・投手と同じように、必ずセットポジションに入って投げる。
 タイミングを取らせる。
・ボールは見逃すように指示
・余裕や実力がある選手なら、カットの練習もさせる
・初級から打つように習慣づける

2. バント練習、 進塁ゴロ練習

・3塁にランナーを置いてやらせるとベスト
・試合を意識して、転がす方向も考えさせて

3. 羽を少し切ったシャトルを使ったバッティング練習

・バドミントンのシャトルは芯で捉えるのに良い練習ですが、
 そのままだと、少しゆらゆら動きすぎてしまいます
 動きすぎるシャトルを無理に打とうとすると、フォームが
 崩れてしまいます
 
 羽を少し切り、一直線にそろえることで、実際の投球に
 近い線を描くようになります。

 これを軽いバットでやると、コンパクトで速いスイングが
 できるようになるので、試合前日の調整にはとても良い
 です。
 
 ★ちなみに、私は手づくりしましたが、こういうものも
  あるようです
  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 

《野球練習用品》スピードシャトル50ヶセット/バッティング練習用(収納カゴ付き)“5UP”打撃...
¥3,980
楽天


<この時期、向かない練習>

※色々な人の意見です

・重たいバットで力をつける→スイングスピードが遅くなるそうです
・フォームを変える
・ななめ前からのトスバッティング→フォームが崩れる、眼がずれるとの意見が・・・
・飛距離を伸ばす練習→大ぶりになり、試合で三振が増えるとのご意見

オンシーズンの練習を一工夫して、自チームの打撃力がアップすると
よいですよね!

野球というスポーツの性格

『sport』の語源には、現実を離れた、遊びの、という意味があるようです。

野球もなにかの現実の活動を模した競技と考えると、何から来てるのかな、とふと考えました。

スポーツの起源が古代ローマ帝国とすると、何らかの戦いが起源なのでは?

すると、『城取り型の戦争』が起源のように思えてきました。

ヨーロッパは森や起伏が激しく、城壁都市が発達しました。

すると、戦いは基本、城を落として領土を広げていく形になります。

一塁が地方都市、本塁が王様のいる本丸というわけです。

ピッチャーは弓矢を射、バッターは刀で応戦する形ですね。

城にいる間は守られているイコールアウトにならない。

イニングは一日、さしずめ九日間戦争という感じでしょうか。

ここから戦略を考えると、当然ですが、

(1)攻撃時間が長い方が有利、攻撃は最大の防御
→少年野球は時間制なので尚更

(2)攻撃は王様(本塁)になるべく近づく
逆に防御はなるべく近づけさせない
最善策は兵隊(ランナー)を殺すこと
次善は兵隊(ランナー)の足を止めること

(3)弓矢(ボール)は攻撃側は弓矢兵に持たせないようにする(届かないところに落とす)
逆に、防御側は兵隊を射ることができるように、内野で持つ状態を速く作る


という感じになります。


サッカーやラグビーの戦略も、一部通じますね。



もう一方で、私が長くやっていたバレーボールや、テニスのようなスポーツは、自分の陣地が決まっています。

これはもとは、一対一の対決をベースにしたスポーツなのではと思います。

なので、戦略はまた違うところがありそうです。

特にバレーボールやテニスは、野球以上に接戦になりやすいので、接戦をどう制するか?
ペース配分の重要性が高くなる感じがします。

スポーツはコミュニケーション

あるシニアのコーチから、

「野球は最高のコミュニケーションの練習になるんです」

「たとえ野球をやめても、野球で身に着けたコミュニケーションは社会人になって役立ちます」

と言われて、ハッとしました。

なるほど。

確かに、自分はずっとバレーボールをやっていたが、そこで培った阿吽の呼吸の大事さみたいなものを、今の仕事でも大事にしているような気がする。

指導の時にも、それを意識してやると、声のかけ方が変わるだろうな。

(1)キャッチボールの時

「相手とアイコンタクトして、ここに投げろ、そこに投げるぞ、と会話しよう」

「相手の投げ方を見て、どっちに球がくるか予想しよう」

「相手からいい球が来たら、OK!と言ってあげよう」


(2)バッティングの時

「バッティングはタイミング。ピッチャーの投げるタイミングと息を合わせよう」

「次は君から打つぞ!という気持ちを体から出そう」


(3)ノックの時

「ノックはコーチと選手で勝負だよ。取ってやると思って1球1球勝負しよう」


(4)守備の時

「守備の時には、常に9人で何を今注意するか、コミュニケーションを取るんだよ」


ああしろ、こうしろという指示をついしがち。

しかし、「どういうコミュニケーションをするといいよ」というアドバイスを増やそうと思った。

息子のバットを新しく購入

バッティングセンターで使いすぎたのか、長男のカーボンバットから異音が・・・

打つと「バイン」ってな感じの音。

中で何か割れているような感じです。

また知識が無い2年前に購入して、まぁあれこれ使ってきました。

ありがとう、ありがとう。

打つだけなら問題なさそうなんで、バッセン用ですな。

さてどうしようかと思いましたが、次は金属バットにしてみました。

1ヶ月間、あれこれ悩んだすえに、ミズノの「エアファイター」にしました。

アーチフローもかなり仕上がりが良く、悩んだのですが・・・

アーチフローは金属の縦磨きがいいスピンがかかりそうでいいんですよねぇ。

最後は太い方がいいかな、と思ってエアファイターにしました。

<材質>
カーボン→金属へ

<長さ>
75cm→74cm

<重さ>
500g→530g

<太さ>
6.4→6.95

<重心>
ミドルバランス→トップバランス

前のバットは軽くてよかったのですが、試合や練習で見ていると、
ちょっと細すぎたかなぁと。

最近はイチロー型が流行りのようで、細くてスラッとしたバットが多いようです。

でも、相当芯で捉えないと、ボテボテのゴロになっちゃう。

今度のはあえて太いもの。
たった5mmしか違いませんが、迫力はだいぶ違います。

芯で捉えるというより、太さで包み込むような感じで打てそう。

金属のバットの方が、芯で捉えたときに「キーン」と音がなるので、バッティングの感覚が掴み易いのかなと思ったりします。

金属バットはたいていカーボンより重たいです。

また、重心をトップバランスにしたので、ヘッドが下がるリスクがあります。

なんで、1cm短いのにしました。

息子の素振りを見ている限り、大丈夫そうです。

ガンガン打ってくれ!