おみくじの起源は古代の神の意志を占う「籤引き(くじびき)」にあり、
現在の原型は平安時代に比叡山の僧・元三大師良源が
観音菩薩の教えに基づき考案した「元三大師百籤(がんざんだいしひゃくせん)」とされています。
元々は僧侶が神仏の信託を得るために引いていましたが、
鎌倉時代以降に個人の吉凶を占うものとして一般に普及しました。
古代(起源): 国家の祭政に関わる重要事項(後継者選定など)を神の意思を伺う「神籤(みくじ)」が起源。
平安時代(原型): 比叡山延暦寺の元三大師(良源)が、観音菩薩から授かったとされる100枚の偈文(げもん)をもとに「元三大師百籤」を考案。
鎌倉時代(一般化): 個人が吉凶を占うために引くスタイルが定着。
江戸時代(大流行): 庶民の間で現代のような形でおみくじが親しまれる。
明治時代(現在の形): 神仏分離令により、神社では仏教色の強い「元三大師百籤」から独自の和歌を用いたおみくじへと移行。山口県の「女子道社」が自動販売機を開発するなど現代のスタイルへ。
博物館明治村
博物館明治村
現在、全国の神社仏閣の約7割のシェアを持つのが「女子道社」の「おみくじ」とされています。
原価の目安: 一般的なおみくじの卸値は1000枚で4000円程度、つまり1枚あたり約4円とされています。