チェリーコウマン
チェリーコウマン
チェリーコウマン
チェリーコウマン
チェリーコウマン
何回も呼ばなくていいのに…
キンタマーニ
キンタマーニ
キンタマーニ
キンタマーニ
キンタマーニ
本当にもう何回も呼ばないで…
きょうはステキな珍名馬さんをご紹介したいと思います
珍名馬と言えば小田切有一さんと「マチカネ」の細川益男さんが有名ですが
「チェリーコウマン」「キンタマーニ」こそ珍名馬の極北と言えるのではないでしょうか
チェリーもなにやら意味深ですし「コウマン」っていったい何?
と、あらぬ妄想をしているあなたはひょっとして音楽業界関係者の方でしょうか
だれだって、そう思うわよ
しかし、笑ってはいけません
チェリーコウマンの馬名の由来は馬主さんの会社名が
「有限会社 弘馬(こうまん)」だったからコウマンで
母がチェリーガールだったからチェリーコウマンと名付けられたもので他意はないのです
この馬主さんの馬には他にもコウマンサウンド、コウマンソブリン、コウマンジョイナー
コウマンシンゲキなどの馬がいました
また、「キンタマーニ」は船橋競馬所属の馬で馬名の由来は
インドネシアのバリ島にある地名だそうです
スイスには有名な「レマン湖」がありますし、バヌアツ共和国には「エロマンガ島」という名の島があるそうですし、いかちんげ本舗
さんには日本海の冬の味覚「いかちんげ」もありますから、近い将来これらの名を冠した馬が現れるかもしれませんよ
ちょっと調べたところでは、エスエムファイヤー、ゴールデンボール、シゲルマンゲタック、トッチンコボ、マラガ、マーチンコウ、アヌスミラビヌスなどの馬もいましたので、覚えている方もいらっしゃるかと思います
はなしを再びチェリーコウマンに戻しますと
私にとっては忘れられない思い出がこの馬にはあるのです
競馬を始めて早20年となりますが、本格的に買いようになったのが1992年の暮れでした
それまではたまにG1の馬券を会社の人に頼んで買ってきてもらう程度でしたが
自分で競馬新聞を買い、自分で場外に買いに行くようになってひと月もたたぬ頃
初めて射止めた万馬券がこのレースの3連覇がかかった③ナリタハヤブサを阻止して
チェリーコウマンが勝ったウィンターステークスだったのです
いわゆるビギナーズ・ラックというものだったのでしょうが
いやぁ、それはもう本当にうれしかったなぁ~
1992年12月20日(日) 中京競馬場
第9回ウィンターステークス (現 東海ステークス) G3 ダ2300 16頭
1着 ⑤チェリーコウマン(菊沢仁)
2着 ⑦キョウエイタップ(田島信)
3着 ⑨ミスタートウジン(村本)
馬連⑤-⑦ 25,200円
………………………………………………
チェリーコウマン 牝馬 鹿毛
生誕:1989年4月20日
父:スプレンディドモーメント
母:チェリーガール
母の父:クラウンドプリンス
生産:フジワラファーム
調教師:工藤嘉見(栗東)
通算成績:22戦5勝
生涯獲得賞金:1億1,794万円
準オープン戦の市川ステークスで4勝目を挙げた後
連闘で出走したウィンターステークスを制し
菊沢隆仁騎手に初重賞初勝利をもたらしました
繁殖牝馬としては昇竜ステークスを勝ち
兵庫チャンピオンシップ3着の
マイマスターピースが代表産駒
7頭の中央勝ち馬を送り出している
『あやしい馬券心理ファイル』谷川弘虫著
ファイル3 「羞恥の馬券」より
見出し
ロリコン気味の「コウマン」中毒症患者が残してしまった
「恥ずかしさ」に揺れる深層心理の痕跡とは何か?
アタシも読みた~い
全国のチェリーコウマンファン、珍名馬ファン、競馬ファンならずとも
読みたくなる愉快なエッセイであります
編集者のみなさま、競馬エッセイのアンソロジーを編まれる際は
ぜひとも、このエッセイを選ばれることを希望いたします
参考
『それは、マコトか? 』
グルっぽ『珍名馬券愛好会』主催の珍名馬券コレクターさんのブログ
『珍名馬券 ケータイ写真アルバム 』が通算1000号を達成されました
おめでとうございます